英国では、100年続く一般住宅や賃貸住宅もある。なぜそれが可能なのか? そこから日本の賃貸住宅に応用できることはあるのか? そうした疑問に対応するシンポジウム「英国流持続可能なまちづくり・住まいづくり」が7月20日に一般財団法人 住宅改良開発公社の主催で、オンラインで開催された。1000名を超える参加申し込みがあり、多くの賃貸住宅オーナーや不動産関係者が視聴した。
主催した住宅改良開発公社では賃貸住宅融資に係る保証を中心に、管理・経営、調査研究などの事業を行っている。業務のなかで、100年以上活用できる賃貸住宅経営のビジネス・モデル構築の研究のため、「なぜ、英国のまちや住まいが100年以上持つのか」を紐解く調査研究を行ってきた。シンポジウムでは、その報告とともに、日本における先進的な取り組みも紹介された。
英国は人口増加傾向にあり、新築が建てにくい環境。
古い建物が大切にされ、3戸に1戸が築73年以上
まずは住宅改良開発公社 住まい・まち研究所 所長の松本眞理氏から、英国と日本の人口や住宅の現状や違いについて解説された。英国は人口増加傾向
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