不動産投資で組むローンには、元金分と利息分の返済方法で大きく「元利均等返済」「元金均等返済」の2種類あります。よく似た名前ですが、月々の返済額が大きく変わってくるので、しっかり違いを理解し、自分の賃貸経営戦略に合わせてどちらを選ぶか決めなければなりません。
@元利均等返済とは
元利均等返済とは、月々返済する元金と利息の合計額を同額にする返済方法です。ローンを返し始めてから返し終わるまで、毎月、返済の総額が同じになるのです。ローンを組むとき、多くの場合は、こちらを利用することになるでしょう。
たとえば、5000万円のローンを35年間、金利3%で元利均等返済で借り、2021年1月から返していくというシミュレーションをしてみましょう。すると、毎月の返済額は19万円2425円で一定になります。
特徴は、当初の返済額に占める利息の割合が高く、元金の割合が小さいことです。つまり、初めは借金の元金がなかなか減りません。時間を追うごとに元金の返済割合が大きくなっていき、利息の割合が小さくなっていきます。
今回のシミュレーションの例でいえば、21年1月の返済額のうち、元金は6万7425円、利息は12万5000円で
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