物件の賃貸経営を始めたら、日ごろの管理をだれに任せるかという問題が出てきます。自分で管理をする「自主管理」なら、とくだん手数料をかけることなく、物件の管理をしていけます。
しかし、サラリーマンなどの本業を持ちながら賃貸物件の経営をする人にとっては、現実的ではありません。たとえば「給湯器が壊れた」といった入居者からの訴えに平日の昼間や夜中にみずから対応するのは、ほぼ不可能です。
そこで、大半のオーナーが物件管理を頼むことになるのが、管理会社です。
1:管理は大きく「賃貸管理」「建物管理」の2種類
まずは、管理とはどういうものか見ていきましょう。
管理は大きく、「賃貸管理」と「建物管理」の2種類に分かれます。
マンションを区分所有するケースがイメージしやすいでしょう。オーナーが区分所有する「専有部分」を管理するのが「賃貸管理」、エレベーター、廊下、玄関ホールなどの共用部分や建物全体を管理するのが「建物管理」です。
おおざっぱに、部屋の中が「賃貸管理」、部屋の外が「建物管理」とも言えます。「賃貸管理」と「建物管理」を別々の管理会社が行うこともあるし、同じ管理会社が行うこともあります。
2:賃貸管理は専有部分
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