物件を賃貸経営していくにあたり、オーナーがリスクに備えて入っておくべき保険があります。基本的には「火災保険」と「地震保険」です。物件の建物を所有しているのはオーナーなので、火災や災害による損害への備えはオーナーがしなければなりません。必要に応じて特約をつけたほうがベターでしょう。
それぞれの保険について、補償の内容などを見ていきたいと思います。
@火災保険は対象が幅広い
火災保険は名前こそ「火災」ですが、補償の対象は火災以外にも幅広く、物件に対する損害を補償してくれます。
補償の対象としては、以下のような項目がありますが、日本損害保険協会によると以下の項目のうち、「火災」「落雷」「破裂・爆発」「風災」「雹災」「雪災」が、最もベーシックな「住宅火災保険」の対象となります。
これに加えて、「水災」「飛来・落下・衝突」「水漏れ」「騒擾(じょう)などによる暴行・破壊」「盗難」は、広い範囲をカバーする「住宅総合保険」に含まれます。

●火災
失火やもらい火などによる火災で、建物の一部や全部が焼けた損害を補償してくれます。
●落雷
落雷によって火災が起きたり、電気設備がショートしたろしてしま
...この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる