毎月、全国12地域で「家計」「企業」「雇用」について調査
タクシー運転手、コンビニ店長らに景気の見方を聞き取り
不動産投資を進めていくのに必要な「景気を読む力」を養うため、3回にわたってお届けする「不動産投資家のための経済統計講座」。2回目の今回は「景気ウオッチャー調査」を紹介したい。
景気に敏感といわれるさまざまな業種の人の「生の声」を集め国が景気を分析するユニークな調査だ。不動産投資家にとっては、物件を買いたいなどと考えている地域の景気の状況を、素早く、より実情に即した形で把握するのに役立つ。
景気ウオッチャー調査は毎月、内閣府が、前月の25日から月末にかけて調査した内容を発表している。景気の実情と実感を鮮やかにあらわしており、「街角景気」とも呼ばれる。経済企画庁(今の内閣府)長官をつとめていた作家の堺屋太一氏の発案で2000年から始まった。
調査は「北海道」「東北」「北関東」「南関東」「甲信越」「東海」「北陸」「近畿」「中国」「四国」「九州」「沖縄」の12の地域で行われる。
具体的には、「家計」「企業」「雇用」の3分野について、タクシーの運転手やコンビニエンスストアの店長、メーカー勤務など、
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