昨年11月5日に日本初のヘルスケアリートである日本ヘルスケア投資法人が東京証券取引所に上場した。
ご存知のようにJリート(REIT)とは、投信法に基づいて設立された特別の法人(不動産投資法人:Real Estate Investment Trust)で現在49法人が上場している。だが、これまでの日本の投資法人が投資対象としてきたのはオフィス、賃貸マンション、商業施設、物流施設などに限られており、今回のように有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、病院などのいわゆるヘルスケア施設を専門に保有するものは初めて。
日本ヘルスケア投資法人の目論見書によれば、取得を予定している施設は14の有料老人ホームで、新たに大家となる同投資法人から施設をマスターリースし、入居者に居住やサービスを提供する事業者(オペレータ)は全て上場企業。
こうした安定感があってか、公募価格は15万円だったものの、初値は22万円。2月時点でも26万円程度で安定的に推移しており、とりあえずは高い評価を受けているといえよう。
その要因としては
@投資法人の運用会社が介護報酬の仕組みや賃借人であるオペレータの評価等に精通していること、
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