日本が人口減社会に突入しているのは、ご存じの通り。2008年の1億2808万人をピークに減少に転じていて、20年7月時点で1億2596万人になった。
なんと、前年同期比で30万人も減っているそうだ(総務省統計局調べ)。そうしたなか、都心部より地方の方が人口減は激しく、一時は「消滅可能性都市」というワードが世間をにぎわせた。一方、これに歯止めをかける動きも顕著で、それが「コンパクトシティ」への取り組みだ。
今後の日本を占うキーワード
持続可能な都市・社会を形成
コンパクトシティとは、土地利用の郊外への拡大を抑えつつ、生活に必要な機能が集約することで中心市街の活性化を図った、効率的で持続可能性のある都市、もしくは都市計画を指す。一般的には「高密度で近接した都市開発」「公共交通機関でつながる市街地」「地域サービスや勤務地までの移動が容易」といった機能を備えた都市構造と考えて良いだろう。
日本の場合、戦後に人工が増え経済が右肩上がりだった高度経済成長期に、都
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