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神戸の玄関口三宮、大変貌へ!駅前再編、ツインタワー建設、駅ビル建替えで変化加速、神戸市三宮

都市計画・再開発/神戸・京都/関西 ニュース

2018/01/05 配信

兵庫県神戸市は2015年9月に三宮駅周辺の都市機能改善の基本構想をまとめている。それに基づき、順次、計画が発表、2018年からいよいよ実行が始まる。

駅近くに貼られた開発計画の進捗を示すポスター
駅近くに貼られた開発計画の進捗を示すポスター

高層ビルターミナルビルの建設、市役所2号館を商業や文化機能を持つ複合高層ビルに建て替える他、阪急電鉄、JR西日本が駅ビルの新築、建替えを計画しており、駅周辺を車中心から歩行者と公共交通中心にと大きく変える予定だ。さらに阪急の灘高架下ではこれまで倉庫や駐車場とされてきた場所が変貌を遂げつつある。

■2025年、2029年にツインタワー開業

三宮駅周辺の今後変わるエリアはここ。かなり広範に及ぶことが分かる
三宮駅周辺の今後変わるエリアはここ。かなり広範に及ぶことが分かる

再整備の核となるのは三宮南東地区のバスターミナルビルだ。建設予定地は中央区雲井通5、6丁目の約1万6000uで、現在、中央区役所や市勤労会館、商業ビルサンパル、サンシティがあるエリア。5丁目地区に第1期ビルを、6丁目北地区に第2期ビルが予定されている。

ピンポイントでバスターミナルビルの建つエリアを示した図
ピンポイントでバスターミナルビルの建つエリアを示した図

東側にある第1期ビルは2025年、第2期ビルは2029年開業を目指しており、1階を中心に西日本最大級の中長距離バスターミナル、中層に文化・商業施設、高層に業務や宿泊・居住機能を配置する計画。

同ビルの西側には1階にバスターミナルを備えた「ミント神戸」があり、完成後は一体として運用、合計で25〜30カ所の乗降場所を配置するという。

現在でも関東、甲信越から中国、四国、九州までを結ぶ多くの路線が運行しており、その機能がさらに強化されるとなると関西圏での神戸の交通利便性はより高まるものと思われる。

文化機能も強化される。第1期ビル中層には神戸文化ホールが移転、1500席以上の大規模ホールが整備される計画だ。三宮図書館も入居する予定で、窓から中層部屋上に作られる庭園が見えるようにするなど、緑のある環境になるという。

高層階に予定されている居住機能では中長期滞在を想定した住戸も作られる予定だが、このあたりは今後。第1期ビルについては、市はもちろん、エリア内の権利者が共同で設立する会社が事業主体となる方針で、民間事業者のノウハウや資金を活用しやすくなることを狙っている。

神戸市の景観基準ではポートアイランド北岸から見た時に建築物の高さが六甲の稜線を越えないこととされており、ビルの高さは上限が約165mになる。

■JR三ノ宮駅ビルも建替えへ

左手に見えているベージュのビルが今回取壊し、建て直される駅ビル。その右手の薄緑の建物の辺りに新しいバスターミナルビルが建つ
左手に見えているベージュのビルが今回取壊し、建て直される駅ビル。その右手の薄緑の建物の辺りに新しいバスターミナルビルが建つ

ファッションビル「三宮オーパ」「三宮ターミナルホテル」の入っていたJR三ノ宮駅ビルも建替えられる。すでに三宮ターミナルホテルは2017年12月31日で営業を終了、三宮オーパも2018年2月末日で閉店する。理由は耐震強度不足。

JR西日本では2011年に国内最大級の駅型商業モール「LUCUA」(東館。西館は2015年)を大阪駅で成功させて以降、関西地区での駅ビル事業の拡充や高架下商店街の管理強化を進めている。三宮ターミナルビルも建替え以降はJR西日本が主導する形になるのではなかろうか。

■阪急ビル東館も2021年春竣工目指し、建替え

神戸阪急ビル東館の新築工事も始まっている。完成予定は2021年春。すでに2017年7月には既存建物棟の解体工事は完了している。

今後、三宮周辺にはタワーが複数建ち並ぶ計画というわけだ
今後、三宮周辺にはタワーが複数建ち並ぶ計画というわけだ

もっとも、この建物自体は1995年1月の阪神・淡路大震災で被災した旧神戸阪急ビル東館に代わるものとして暫定的に建てられたもの。いずれ建替えという計画であったが、それが駅全体の開発と同じタイミングになった。

新しいビルは、ホテル、オフィス、商業施設等から構成される予定で、ホテルとしては阪急阪神ホテルズが展開している宿泊主体型ホテル「remm(レム)」が入居予定。神戸を訪れるビジネス客や旅行者のホテル需要に応える計画という。

また、最上階29階には展望フロアを整備し、みなと街神戸の景観を楽しめるようにするという。オフィスフロア最上階になる15階に神戸市が検討している産学交流拠点も誘致していきたいとしている。

■6つの駅をひとつの大きな駅とする構想

6つの駅をより使いやすく、回遊しやすくするという概念図
6つの駅をより使いやすく、回遊しやすくするという概念図

こうした再開発、建替えを踏まえ、神戸市では三宮周辺一帯の大きな構想を描いている。このエリア内にある6つの駅をひとつの大きな駅としてとらえ、回遊性を高め、神戸らしさを感じられる空間にするというのである。

三宮を中心に元町や港方面など神戸の各方面への動線も考えた計画となっている
三宮を中心に元町や港方面など神戸の各方面への動線も考えた計画となっている

具体的には冒頭に上げたバスターミナルの再編成、各駅駅前に広場の整備、歩行者・公共交通優先を念頭に置いた道路空間の再構成などが検討されており、移動しやすく、このまちらしい空間が生まれることが期待されている。

単にビルを更新するだけではなく、エリア全体をこれまでと違う姿にしようというわけである。歩行者優先のまちづくりはあちこちで言われてはいるが、具体的にどこまでまちが変わるか。規模が大きいだけに期待したいところだ。

■灘高架下の変化も見逃せない

高架下の利用は全国的にも進められており、使い方次第では沿線価値を大きく上げてくれるはず
高架下の利用は全国的にも進められており、使い方次第では沿線価値を大きく上げてくれるはず

こうした大きな変化に比べればわずかな変化だが、もうひとつ、阪急の灘高架下の活用が進み、地域が変わりつつある点も挙げておきたい。三宮駅周辺の開発は沿線、地域の価値を上げてくれるものではあるものの、大手主導の開発には個人の投資家が入る余地はほとんどない。だが、価値の上がった周辺に目を向ければ個人でもできることはあると思われるからだ。

変化が起き始めたのは2013年頃から。春日野道駅から王子公園間を歩いてみると分かるが、従前の倉庫、駐車場や会社などに交じってしゃれた雰囲気の店、スポーツクラブなどが点々と誕生し始めているのである。

まとまって存在しているわけではないので、一気に変わったという印象は受けない。だが、若い年代がこの地域に確実に増えている。それを目当てに高架下の脇にゲストハウスも誕生している。三宮周辺に比べればかなり手頃なエリアである。個人でも狙える可能性があるのではなかろうか。

健美家編集部(協力:中川寛子)

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