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京都きっての繁華街・四条河原町エリアは競争激化 商業施設やホテルの進出や撤退が続く

都市計画・再開発/神戸・京都/関西 ニュース

2020/11/24 配信

GO TOトラベルの影響で、京都にも観光客が増えている。特に11月は美しい紅葉が見られるため、通年でも観光客が非常に多くなるシーズンだ。

コロナ禍でも、京都市内では高級ホテルのオープンが続いていた。そのうちの一つが、今年7月にオープンした「ザ・ゲートタワーホテル京都高瀬川by HULICヒューリック」。京都市内の繁華街・四条河原町エリアから近く、阪急電車「京都河原町」駅からも徒歩3分だ。

「立誠ガーデンヒューリック京都」は元・立誠小学校を保全・再生した。
「立誠ガーデンヒューリック京都」は元・立誠小学校を保全・再生した。

120年の歴史ある元・小学校が高級ホテルへ
京都市内の立地の良さが決め手

京都市中京区にある立誠小学校の跡地を利用して作られた複合施設「立誠ガーデンヒューリック京都」は、地上8 階、地下1 階、延床面積が約15,000平米。旧校舎を利用した建物(既存棟)と新築棟で構成されている。既存棟の 2〜3 階と新築棟2〜8階が「ザ・ゲートホテル京都高瀬川by HULIC」だ。

ヒューリック株式会社のニューズリリースから。
ヒューリック株式会社のニューズリリースから。
ヒューリック(株)のニューズリリースから。
ヒューリック株式会社のニューズリリースから。

客室数はトータル184室で、そのうちの20室がロマネスク様式の旧校舎を保全・再生した「Schoolhouse棟」に、残り164室は新築棟に配置されている。各部屋の平均面積は32平米と広い。最上階のロビーやレストランからは、緑豊かな東山エリアが一望できるのが自慢だ。

既存棟のパブリックスペースでは、宿泊者以外も自由にソファーでくつろげる。
既存棟のパブリックスペースでは、宿泊者以外も自由にソファーでくつろげる。

立誠小学校は1869年開校し、120年以上の歴史を持っていたが、1993年に閉校。その後は地元の文化活動の拠点などに使われていたが、京都市が推進していた小学校跡地の活用事業として、地元自治会と協議しながらヒューリックが「立誠ガーデンヒューリック京都」を開業させた。

立誠小学校の看板も残っている。
立誠小学校の看板も残っている。

元小学校は地元に住む人達にとって今も愛着のある場所なので、宿泊者以外でも気軽に利用できるオープンスペースの「立誠ひろば」も設けられている。

小学校の校庭を思い出させる広い人工芝の広場では、1階のタピオカミルクティーの店やレモネードの店で買ったドリンクを飲みながら、観光客や地元の人がのんびりと過ごしている。

京都に関する本などを集めた小さな「立誠図書館」も併設されている。その他、自治会活動のためのスペースや、客席数200ほどのホールもある。

のんびりと広場でくつろぐ人々。
のんびりと広場でくつろぐ人々。

京都市内には立地の良い場所に廃校になった小学校が多く、今年3月にオープンした「ザ・ホテル青龍 京都清水」も小学校の跡地を利用したホテル。京都でも屈指の観光名所である清水寺のすぐ近くだ。

ところで、HULICヒューリックという会社についても説明しよう。名前から外資系のように思えるが、東証一部上場の不動産会社で、最初は「日本橋工業株式会社」として設立された。途中で「ヒューリック株式会社」に社名変更し、他社と合併して大きくなった。

「日本橋工業株式会社」が旧・富士銀行(現・みずほ銀行)系列だったため、旧・富士銀行の店舗や社宅などの不動産を多く保有していた。

ヒューリック(株)が駅近のオフィスビルや商業施設を保有しているのは、その来歴からだ。現在もオフィスビル物件の85パーセントが首都圏や都心に集中し、その8割が最寄り駅から徒歩5分以内の立地だという。そういう意味で、この元立誠小学校の立地も最寄り駅から5分以内に当たる。

なお、ヒューリック(株)は傘下にJ-REITも持っている。ヒューリックリート投資法人(証券コード3295)の現在の予想分配金利回りは5.37パーセント、投資口価格は13万9700円だ(2020年11月20日現在)。

「日本映画発祥の地」の看板も。
「立誠ガーデンヒューリック京都」近くには「日本映画発祥の地」の看板も。

一等地に建つ「京都住友ビル」だが、今春は京都マルイが閉店
来春リニューアル後はエディオンが基幹テナントへ

四条河原町エリアは京都の繁華街なのだが、今年5月に京都マルイが閉店してしまい、大きな話題となった。京都マルイが入っていた「京都住友ビル」は、阪急「京都河原町」駅と直結し、四条通と河原町通の交差点に建つ一等地だ。

京都住友ビルは四条河原町の交差点に建つ。
京都住友ビルは四条河原町の交差点に建つ。

ビルがオープンした1976年から2010年までは阪急デパートとして運営されていた。しかし、売り場面積が近隣の大型店に比べて小さく、差別化のために若者向けブランドに注力したこともあり、四条河原町交差点の向かいに建つ高島屋デパート等に比べて売上が低迷。阪急デパートが撤退した時は、京都市民は驚いたようだ。

その後、2011年から2020年5月までは京都マルイが運営していた。今春マルイが閉店してからは、同ビルの7〜8階のレストラン街FOOD HALLだけ営業していたが、地味な感じは否めなかった。

そして今年10月、ビルを所有する住友不動産が後継の商業施設について発表をした。住友不動産自身が直接運営して『京都河原町ガーデン』を開業するようだ。

主なテナントは家電量販店のエディオン。2021年春のオープンを目指し、関西地区初の大規模商業施設となるようだ。コロナ禍で拍車がかかったインターネット通販の拡大に対抗するべく、リアルでこそ体験できるコト消費や新トレンドの発信などを目指す。リニューアルするフロアーは地下1階から6階までで、7〜8階は引き続きレストラン街FOOD HALLとして営業する模様。

住友不動産株式会社ニューズリリースより。
住友不動産株式会社ニューズリリースより。

四条河原町エリアは、商業施設の進出や撤退が続いている。京都高島屋の南側に京阪グループの商業施設「GOOD NATURE STATION グッド ネイチャー ステーション」が2019年12月に開業した。

京都高島屋の南側に建った商業施設「GOOD NATURE STATION」
京都高島屋の南側に建った商業施設「GOOD NATURE STATION」

健康や環境を意識したビオスタイルを発信するため、1階から3階までは有機栽培などこだわりのある農産物を販売するマーケットやプレミアムな食体験を味わえるレストラン、4〜9階の「GOOD NATURE HOTEL KYOTOグッド ネイチャー ホテル キョウト」でも天然素材にこだわっている。

有機野菜などこだわり商品が並ぶ1階のマルシェ
有機野菜などこだわり商品が並ぶ1階のMARKET
3階のカフェや物販エリア
3階のカフェや物販エリア

京都市内に観光客が戻ってきたものの、新型コロナウイルスの影響で、四条河原町エリアでも店を閉めてしまった飲食店や物販店をちらほら見かける。観光客が少なくなる寒い冬が終わり、『京都河原町ガーデン』がオープンする来年の春ごろには、京都の繁華街はどう変化しているだろうか。

健美家編集部(協力:野原ともみ)

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