
まだまだ続く神戸市の
“海の玄関口”の再開発
兵庫県神戸市の新港突堤西地区(第2突堤)の再開発事業がスタートしている。場所は、神戸市の中心市街地である三宮駅から南に向かって徒歩20分ほどのウォーターフロントエリア。神戸市の“海の玄関口”として知られるエリアだ。
第2突堤の再開発にあたり、神戸市の発表によると、エヌ・ティ・ティ都市開発を代表企業に、スマートバリューとNTTドコモが構成員企業を担当。神戸市はエヌ・ティ・ティ都市開発に数十年規模で土地を賃借すると見られている。
国際レベルのエンタメ・スポーツ興行を誘致できる
世界水準のアリーナが第2突堤に誕生へ


その一環として第2突堤に、最先端の設備を搭載した国内最大級のアリーナが建築される。ウォーターフロントの特性を最大限に活かしたシンボリックなデザインで、国内外のトップアーティストによるライブやプロスポーツの試合などを開催する予定だ。

「KOBE SMARTEST ARENA」と命名されるアリーナの規模は地上5階建てで、高さは約30m。収容人数は固定席と可動席を合わせて8,000席で、隣接するプラザには最大3,000人が滞留できるなど、10,000人以上のキャパシティを誇る世界基準のアリーナになるという。
そのほか、アリーナと水際の緑地をつなぐ歩行者専用のコリドーには、飲食店やオープンテラスなども計画されるなど、人々の憩いの場としての機能も果たす。
すでにアリーナ建設は着工され、2024年8、9月頃のオープンを目指している。
水族館が盛況で、タワマンも建設中!
今、盛り上がるウォーターフロントエリア

10月下旬には、第1突堤に劇場型アクアリウム「atoa(アトア)」がオープン。単純に海の生き物を楽しむだけでなく、デジタルアートとドッキングさせた新感覚の都市型水族館で、神戸を代表する食のブランド『TOOTH TOOTH』がセレクトしたフードマーケットなども備わるなど、若い客層を中心に大盛況だ。
また、第1・第2突堤の近くには、海やポートタワーが近くに臨めるタワーマンションなども建設中。今後はエンターテインメント施設だけでなく、ライフスタイルに寄り添った施設や機能も備わっていくだろう。

“神戸らしさ”が感じられ、ますます進化を遂げそうなウォーターフロントエリア。その価値は右肩上がりに上昇していると言えるだろう。
健美家編集部