福岡の不動産が高騰している。昨年の福岡市の公示地価は、住宅地が4.3%、商業地が10.6%とそれぞれ上昇している。
住宅地では、人口の増加を背景に中心部の需要が堅調で、特に福岡市中央区と南区では、地下鉄駅周辺の利便性の高い地域がおう盛な需要を引き付けている。
商業地でも、訪日外国人の増加と活発な企業活動が、店舗やホテル、オフィスの需要を支えている。博多駅周辺では、再開発計画や地下鉄七隈線延伸計画があいまって、更なる集客に期待が集まっている。
不動産サービス大手のCBREが2018年12月13日に発表した福岡の賃貸市場調査によると、圧倒的な貸し手市場になっており、直近9月期の福岡主要オフィスエリアの空室率は、6月期から横ばいの0.5%と依然として低水準で推移している。
IT系企業を中心に福岡への新規開設、郊外エリアからの転入など、2次空室の発生しない純増のオフィス需要が活況となっている。短期間でテナントが決定するケースが目立ち、貸主には、多方面から有益な引き合いに関する情報が集まるという、悩ましい状況にある。
想定成約賃料は、前期から3.6%上昇して1坪当たり1万4480円(共益費込)である。新規
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