CBREは、今後、大きく変貌する大阪を展望し、大阪の不動産市場の魅力を考察した特別レポート「今後の大阪の不動産市場の行方~2030年に向けて~」を発表。
オフィス市場の中心となる梅田をはじめとするキタ、商業エリアの中心で近年ではインバウンド需要も高まる、心斎橋をはじめとするミナミ。さらに、万博開催が決まり、統合型リゾート誘致の候補地ともなっている夢洲も加わり、新たなインフラ整備とともに、大阪の不動産市場の動向に注目が集まっている。
●キタエリアは大阪駅周辺の大規模開発で、オフィス需要がさらに集中
1990年代後半からの大阪駅周辺の再開発以降、大阪のオフィス街の中心は、淀屋橋~本町にかけての御堂筋沿いから、約20年という歳月をかけて梅田にシフトしてきた。1996年から2013年までに、梅田のオフィス稼働面積は3.8倍増加し、そこで働くワーカー数は4万人増加したことになるという。
今後も、大阪駅周辺では「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」、「うめきた2期地区再開発事業」、「梅田3丁目計画」の3つの大型プロジェクトが予定されている。供給されるオフィス面積は7.8万坪で、2018年のストックに対して2
...この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる