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新幹線効果、海外からの投資も増え始めた金沢不動産事情

都市計画・再開発/金沢/北信越 ニュース

2016/05/27 配信

鳴り物入りの北陸新幹線開業から1年余。2016年の公示地価では商業地地価の上昇率で金沢がトップになるなど、北陸、特に金沢は盛り上がりを見せ続けている。

その金沢は10年前、東京以外で初のR不動産が誕生した地でもある。その時以来、金沢R不動産は80軒以上の店舗、400軒以上の住居、オフィスを仲介してきたという。

その金沢R不動産が企画、制作に携わった「金沢 試し住みのための地図 KANAZAWA TRIAL STAY MAP」の誕生を機に、東京で金沢移住を考える人などを中心にしたイベントが開かれた。その時の様子から最近の金沢の不動産、移住事情をご紹介しよう。

マップ表紙
イベントで配布されたマップ。コンパクトな折畳式で暮らすために役立つ情報が掲載されている

当日の登壇者は3人。金沢と東京の生活を行う、映像作家の菱川勢一氏、東京R不動産ディレクターの吉里裕也氏、金沢R不動産ディレクターの小津誠一氏である。

マップ中麺
内容はこんな感じ。カフェ、飲食店も観光客目線ではない選択となっている

まずは2時間半で東京、金沢を結ぶ新幹線効果についてだが、これは従来から2都市間を行き来してきた菱川氏にとって非常に大きかったという。それ以前は飛行機あるいは電車を乗り継ぐという形だったが、飛行機の場合には空港までの時間が必要だったし、電車乗り継ぎでは80分近く余分にかかっていた。それが新幹線で一気に短縮、金沢は京都同様、十分に日帰りできる近さになった。

それ以前から金沢の、町屋を中心とした独特な雰囲気、美術その他に造詣の深い人が多いという土地柄などから、移住者、多拠点居住の拠点として利用する人は少なからずいたようだが、新幹線後は加速。特徴は首都圏からのIターン者が多いことだという。旅行で来て気に入って移住というような流れだろうか。業種としては飲食、美容、物販のほか、グラフィック、建築関係が多い。

2015年から現在までの流入状況だが、購入ではIターン者が36%、県内からの移住が50%、Uターンが7%、海外から7%となっており、海外からの投資が増加傾向にあるという。東京、大阪などの大都市圏に加え、利便性が高まった北陸にも海外マネーが注目し始めているということだろう。

賃貸では県内からの移住が52%、Iターンが39%で、Uターンが9%(数字はいずれも金沢R不動産)。他の土地から人を呼ぶ力という意味では、金沢には大きな魅力があると言えそうだ。

ただし、多くの人が憧れる町屋は希少。近江町市場など市の中心部にも空き家あるいは空き家予備軍とみられる住宅は点在しているが、貸すというところにまでは至っていないのが現状なのだ。これについては市も町屋再生、町屋を利用して中心市街地に子育て世代の流入を意図した施策を行っているが、やはり、対象となる住宅が出ない点が問題と聞いた。

とはいえ、金沢R不動産にはこれまでも取り壊し予定だった長屋や空き家、文化的な価値のある建物を改修、店舗などにしている実績がある。もちろん、それなりの予算はかかるが、東京より情報が少ないこともあり、そうした改修をするとニュースとして取り上げてもらいやすいとか。

同じ費用をかけるなら金沢でかけたほうが話題になり、PR効果は高いわけだ。つまり、改修に費用がかけられるなら金沢のほうが、その後の成功に続けやすいとも考えられる。

相場だが、2LDK〜3DLK、55uの賃貸マンションで6〜7万円。10万円を超す物件はかなり高いものになる。店舗の賃料では県下一の繁華街片町で坪8000円〜1万円、それよりもオフィスビル、大型商業施設が目につく香林坊では1万数千円で、浅野川大橋、ひがし茶屋街のある東山エリアは10万円〜と別格だという。

ひがし茶屋街
観光地として有名なひがし茶屋街。この周辺は金沢市内でもトップブランド

土地取引価格も同様で、東山になると坪100万円でも無理。市内の平均取引価格は21万円というが、長町、香林坊は40万円前後。3LDK〜4LDK、80uの4LDKが2300万円ほどというが、一戸建てが中心の地域のため、マンションはいまひとつ。この辺りの傾向は首都圏、関西圏以外ではあまり変わっていないようだ。

古都というと排他的で入りにくいように思われるが、Iターン者が地域のコミュニティの中心になっている例もあり、金沢の文化に対するリスペクトが伝わりさえすれば、受け入れてもらえるとも。

イベントではその後、市内で現在は販売されている物件などがいくつか紹介されていたが、首都圏の価格から考えると、比較的手頃に思われる。もちろん、その分、賃料その他も安くはなってしまうが、インバウンド需要などを考えると、可能性はある。近くなったことでもあり、一度、訪ねてみてはどうだろう。

健美家編集部(協力:中川寛子)

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