
東急田園都市線三軒茶屋駅と京王線下高井戸駅を結ぶ路面電車、東急世田谷線沿線で住宅の建設ラッシュが続いている。前述2路線に加え、小田急線豪徳寺駅ともクロスするため、都心への利便性は決して低くはない。
だが、乗継等の料金的配慮はなく、駅もそれぞれ別とあって乗換の手間が嫌われたか、最近までは人気があるとは言いにくい沿線だった。

ところが、ここ数年、松陰神社前駅周辺や世田谷通り沿いに話題になる飲食店、パン屋等が登場、雑誌等のメディアで取り上げられるようになり、それにつれて住みたいという人も増えている。
もっとも意地悪い見方をすれば、これまで開発があまり及んでこなかったため、まだまだ建替えなども含めて余地があるということもある。乗換分、土地価格なども多少は手頃でもある。それもあって、沿線では住宅建設があちこちで行われている。以下、エリアごとの住宅事情と最新動向をご紹介しよう。
三軒茶屋〜若林:単身向け、コンパクト物件が中心

この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる