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開業から4カ月。「高輪ゲートウェイ駅」の今、そしてこれからは?7月14日から初のイベント開催予定。

都市計画・再開発/東京 ニュース

2020/07/08 配信

山手線で30番目の新駅が49年ぶりに開業
関連イベントで盛り上がるはずだったが……

3月14日、東京都港区に部分開業した「高輪ゲートウェイ駅」。山手線では30番目の駅で、同線では49年ぶりになる新駅の開業だ。場所は品川―田町駅間で、北西約200mには都営浅草線・京急の泉岳寺駅もある。

新たに開業した、高輪ゲートウェイ駅。駅舎の設計は建築家の隈研吾氏によるもの。白い大屋根は折り紙がモチーフで、いたるところに福島県産の杉材などが使われている。
新たに開業した、高輪ゲートウェイ駅。駅舎の設計は建築家の隈研吾氏によるもの。白い大屋根は折り紙がモチーフで、いたるところに福島県産の杉材などが使われている。

山手線では久々となる新駅、しかも東京区部の中心エリア。オープン時は盛大に盛り上がるはずだったが、新型コロナウイルスの影響で記念式典などはすべて中止になり、駅前で予定されていたイベントも延期されることに……。想定外の静かなスタートを切ったが、その後はどうなっているのだろうか。緊急事態宣言後に足を運んだのでレポートしよう。

駅舎は和を感じるデザインで、折り紙がモチーフの白い大屋根が印象的。構内は吹き抜けになっていて、改札階からホーム階が目に入り、天井からの光は駅舎全体に降り注いでいる。これまでにないデザインだ。

改札階から撮影したホーム階の様子。ちなみに、駅構内にはレジがない無人AI決済店舗の「TOUCH TO GO」、3階の改札外にはスターバックスが。現時点オープンしているのは、これら2店舗のみだ。
改札階から撮影したホーム階の様子。ちなみに、駅構内にはレジがない無人AI決済店舗の「TOUCH TO GO」、3階の改札外にはスターバックスが。現時点オープンしているのは、これら2店舗のみだ。
車両基地の再編により誕生しただけあり、東側には線路が広がる。目の前には東海道線が走っていて、コンコースから眺めることも
車両基地の再編により誕生しただけあり、東側には線路が広がる。目の前には東海道線が走っていて、コンコースから眺めることも

改札は国道15号線(第一京浜)が走る西側に1カ所だけ。駅舎の和のテイストに合わせて駅名標には明朝体が採用されている。JR東日本の首都圏駅はゴシック系のフォントが使われているので、これも特徴だ。

駅の改札。改札機は全部で9台。そのうち2台はICカードのタッチ部分が傾き、車いす利用者や子どももタッチしやすい機種を実証実験として導入している。
駅の改札。改札機は全部で9台。そのうち2台はICカードのタッチ部分が傾き、車いす利用者や子どももタッチしやすい機種を実証実験として導入している。

改札口を出た先の通路を進むと階段があり、その先には白いホールやブースが建っていた。これは、JR東日本による「Takanawa Gateway Fest」のイベント会場だ。

本来は3月19日から9月6日まで、テクノロジーやアート、モビリティ、ミュージック、フードなどに関連するイベントを開催する予定だったが、当面は延期中。ただし、感染症対策を実施して7月14日より入場予約制で各種イベントを始めるという。

Takanawa Gateway Festの会場。7月14日にオープンし、未来の疑似体験、最新映像技術を用いたデジタルアートミュージアム、屋外インスタレーションなどが楽しめる。
Takanawa Gateway Festの会場。7月14日にオープンし、未来の疑似体験、最新映像技術を用いたデジタルアートミュージアム、屋外インスタレーションなどが楽しめる。

地上階へ降りると、Takanawa Gateway Festの外周に沿う形で道路は左右に分かれている。片方は品川駅へ、他方は泉岳寺駅へとつながる。正直なところ、工事の外壁が目立つばかりで、まだ殺風景だ。

第一京浜の泉岳寺交差点から高輪ゲートウェイ駅を撮影。白い壁の内側にTakanawa Gateway Festの会場があり、その他ビルの解体工事が進められていた。
第一京浜の泉岳寺交差点から高輪ゲートウェイ駅を撮影。白い壁の内側にTakanawa Gateway Festの会場があり、その他ビルの解体工事が進められていた。
品川駅寄りの高輪二丁目の交差点から駅に向かうと、ロードサイドにはエネオスの水素ステーションが建設中。こうしたところからも近未来感が漂う
品川駅寄りの高輪二丁目の交差点から駅に向かうと、ロードサイドにはエネオスの水素ステーションが建設中。こうしたところからも近未来感が漂う

一部、イベントは始まるものの、まだ開発途中にあるのが、高輪ゲートウェイ駅の現状。それもそのはずで、今回はあくまでも暫定開業に過ぎない。正式開業は2024〜25年度の予定だ。このころには駅前に複数の高層複合施設がオープンし「グローバルゲートウェイ品川」のまちびらきも行われる見通し。

品川開発プロジェクト(第T期)の概要。同プロジェクトは国家戦略特区の認定を受けている。各街区の建物は日本列島の島々に見立てている。 出典:プレスリリースより
品川開発プロジェクト(第T期)の概要。同プロジェクトは国家戦略特区の認定を受けている。各街区の建物は日本列島の島々に見立てている。
出典:プレスリリースより

そもそも、高輪ゲートウェイ駅の開設は、同駅周辺で進められる「品川開発プロジェクト」の一環という位置づけ。同プロジェクトでは、田町駅〜品川駅間を4つの街区にわけ、1・3・4街区には地上164m〜173mまでの高層ビルを建設。各棟には商業施設やオフィス、ホテル、住宅などが入る予定だ。2街区には地上6階、地下4階の文化創造施設が建つ。

これは非常に壮大なプロジェクトで、JR東日本は「世界につながり、地域をつなぐ、エキマチ一体の都市基盤形成」「国際ビジネス交流拠点にふさわしい多様な都市機能の導入」「防災対応力強化とC40(東京都も参加する世界大都市気候先導グループ)が掲げる先導的な環境都市づくり」の開発方針を掲げている。現状は、そんな未来に向かうための第一歩だということ。ある意味、今しか見られないレアな光景だ。

街のイメージパース。港南側から高輪ゲートウェイ駅・4街区および3街区を望んだ様子。駅前には広場も作られる予定。将来的にはリニアの新駅ができる品川駅ともつながる見通し。 出典:プレスリリースより
街のイメージパース。港南側から高輪ゲートウェイ駅・4街区および3街区を望んだ様子。駅前には広場も作られる予定。将来的にはリニアの新駅ができる品川駅ともつながる見通し。
出典:プレスリリースより

高輪エリアにはマンションなど住宅が広がっていて、新駅や開発プロジェクトの効果で地価は上昇傾向にある。土地活用の面でも、新たなチャンスや展開があるかもしれない。

健美家編集部(協力:大正谷成晴)

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