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東京都千代田区・神田神保町の三省堂書店本店が建替え。低層小規模店舗も多い一画、周囲への影響は?

都市計画・再開発(地域情報)/東京 ニュース

2021/09/09 配信

店頭の建て替えを告げる告知。撮影している人もいた
店頭の建て替えを告げる告知。撮影している人もいた

神田神保町にある株式会社三省堂書店が本社・本店ビル(隣接する第2・第3アネックスビルも含め敷地面積合計1745.88u)の建替えを発表した。

地図にも記載されており、地域のランドマークであることは間違いない
地図にも記載されており、地域のランドマークであることは間違いない。古書店街あたりにはそれ以外に大きなビルがないともいえる

現在の社屋は1981年3月に操業100周年記念事業として竣工したものだが、それから約40年が経過し、建物設備の老朽化が進んだとして建替えに至ったもの。スケジュールとしては2022年3月下旬に神保町本店の営業を終了し、同年4月から解体を開始、その後、2025〜26年頃の竣工を予定しているという。

現在の建物は6階建て。さほど大きいわけではない
現在の建物。店舗は6階まで。さほど大きいわけではない

建物の詳細は明らかにされていないが、今後も多くのお客様に愛される新しい神保町本店を検討するとしている。また、それに伴って本社部門の移転も予定しているそうだが、移転先及び工事期間中の仮店舗については現在検討中という。

このエリアにあっては大型店であり、ランドマークでもあった
このエリアにあっては大型店であり、ランドマークでもあった

ご存じの通り、神保町は日本有数の書店街で歴史ある古書店も多数並ぶ。小規模でいまだに2階建てレベルの建物が残る中にあって三省堂書店は神保町では大規模な書店となっており、かつ古書店街の入口近くにあることからランドマークともなってきた。それだけにこのニュースはかなりのメディアで取り上げられており、書店好きには特にショックだったようだ。

古書店街側の入口。1階では雑貨なども置かれている
古書店街側、すずらん通りの入口。1階では雑貨なども置かれている

ちなみに千代田区ではこのところ、目立った開発はなく、再開発に至っては東京駅近くで行われている大手町二丁目常盤橋のみ。しかも、この開発は中央区にもまたがっている。また、千代田区は旧麹町区と旧神田区の合併により誕生しているが、そのうち、神保町が属する旧神田区は江戸時代には庶民のまち。区画が小さく、路地も残されている。

路地に名物店が佇むのが神保町らしいところ。昔ながらの趣のある店舗も残る
路地に名物店が佇むのが神保町らしいところ。昔ながらの趣のある店舗も残る
2階建ての低層店舗の合間に駐車場。建替え中のビルもあった
2階建ての低層店舗の合間に駐車場。建替え中のビルもあった

特に神保町の古書店街界隈は徐々に建て替わってはいるものの、それでもまだ古い建物が密集して残っている。久しぶりに歩いてみると駐車場になっている区画、小規模な建替えなども進展しており、今後、どうなるか。話題になる建替えがあると周辺の意識が変わり、玉突き状態で更新が進むことがある。神保町の場合はどうか。期待とも、不安ともつかぬ思いである。

健美家編集部(協力:中川寛子)

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