2020年の東京五輪に向けて首都圏のホテルには建替え、改修などの動きがみられるが、港区虎ノ門にある老舗ホテルオークラはこのほど環境影響評価手続きを完了。解体へのカウントダウンが始まった。
今後の予定としては8月末に閉館、9月から既存建物の解体に着手し、16年1月には本体着工、19年2月末の竣工を目指すという。
建替え後は地下6階地上38階建て(高さ195m)の高層棟と、地下6階地上13階建て(同85m)の中層棟となり、総延床面積は18万7400平方mとなる計画。ホテルのほか、高層棟の4~21階に賃貸オフィス(延べ9万平方メートル)を配する。設計は大成建設、日本設計、森村設計、NTTファシリティーズ、谷口建築設計研究所、観光企画設計社の6者が担当する。
敷地内には約1haの緑地も整備し、周辺地域の憩い・交流の場として開放するとともに、災害時の避難場所として役立てるという。敷地内の美術館「大倉集古館」(延べ2600平方m)は、建物を一部改修して保存する。また、本館閉館後も別館の営業は続ける。
虎ノ門エリアでは虎ノ門ヒルズ周辺の2か所で再開発計画が進行してもおり、日比谷線新駅の予定もある。今後、変動
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