駅前での長期の再開発工事が進む渋谷だが、駅からは少し離れた、だが、渋谷の文化をリードしてきた渋谷パルコの建替えがいよいよ、2016年3月から始まる。渋谷パルコは他の店舗と違い、駅前立地ではない。その差を文化で埋めようと、渋谷パルコパート1の9階には1973年に客席数約460弱の西武劇場(当時)が作られ、以来、故寺山修司氏、故つかこうへい氏、宮本亜門氏、三谷幸喜氏など演劇界のスターを生んできた。
計画では道路を挟んで隣接する渋谷パルコパート1とパート3を地上20階地下3階建てのひとつの大型複合ビルに建て替える計画で、高さは約110m、延べ床面積約6万5000u。2016年3月に着工、2019年9月の完成をめざす。

劇場は7〜9階に予定されており、広さ3400uの新パルコ劇場を設置、同じフロアに広さ800uのけいこ場、小ホールなどの若手育成施設も作られる予定で、新進作家、演出家、若手を育てるという姿勢は変わらないとする。
渋谷パルコは開業を機に沿道の呼称が区役所通りからイタリア語のPARCO(公園)にちなみ、公園通りと変わるなど、地域のイメージを大きく牽引してきた存在。駅
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