2014年に調査費を計上、2020年の東京五輪開催後をにらんで地下鉄の新規路線を誘致する構想を明らかにしていた中央区が調査結果を公表したことを日刊建設工業新聞が伝えている。
東京五輪選手村建設地は晴海4、5丁目の都有地約44haが予定されており、2020年までに高層宿泊施設22棟を建設する計画。五輪後には追加のタワーも加え、分譲・賃貸住宅に転用される予定で、それを見越して周辺でのマンション開発の機運が大いに高まっている。その結果、同エリアでは約5万人の人口増が見込まれるという。
その人口増に対応するため、中央区では銀座付近から国際展示場付近の5キロに中間駅3駅を含む5駅を整備する方針で、整備・営業主体として第3セクターを設置、25年度の開業を目指すという。駅間の平均距離は1~2キロ。
整備にかかる概算事業費は5両編成で約1,625億円、10両編成で約1,995億円。5両編成の場合で15年、10両編成の場合で19年で黒字に転換すると予想している。今後は既存の東京メトロ、都営地下鉄や都が都心部と臨海副都心部間で整備を検討している「バス高速輸送システム(BRT)」との連携も模索していくとのこと。足
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