名古屋は2015〜2017年にかけて大規模開発が相次ぎ、その街並みが大きく変わっている。2018年には、旧大和生命ビルの跡地に延べ床面積4万4423uの「広小路クロスタワー」が完成。
隣接する1926年竣工の旧名古屋銀行本店ビルも改修され、レストランや結婚式場などが入る商業施設として装いも新たにオープンした。
2019年は、「鹿島伏見ビル」(延床面積約1.7万u)や「ヤマイチビル」(同約1.02万u)が竣工予定だ。17年以降新規ビルの供給がストップしていることで、今年竣工のビルの引き合いは強いとされている。
こうした中、新たな再開発事業の目玉として注目を浴びているのが、JR名古屋駅に近い柳橋地区の「中央水産ビル」(1965年竣工)である。昨年12月に、所有者である名古屋中央市場水産物協同組合が売却を承認。今年10月末をめどに売却する。
各種報道などによると、売却金額や売却先はまだ決まっていないようだが、名古屋駅周辺の一等地であるだけに今後の行方に俄然注目が集まっている。
同エリアでは、地元の東和不動産が柳橋食品ビルを取得済みであるほか、市営地下鉄東山線の名古屋駅と伏見駅の間に柳橋新駅を設置する構
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