業界大手のモビリティSaaS「Park Direct(パークダイレクト)」を運営する株式会社ニーリーは、月極駐車場をEV車の基礎充電拠点として活用する新サービスを一部開始した。第一弾として、マンション付帯駐車場でのEV充電サービスを提供する。
この新たな取り組みによって今後拡大が予想されるEV車の需要に応えるべく、同社では全国の月極駐車場へのサービス展開も視野に入れている。今後は事業の拡大とともに、充電インフラの拡充を進めていくという。
■背景:EV車普及に向けた「基礎充電インフラ」の必要性
脱炭素社会実現のグローバルな潮流を受け、各国ではガソリン車の販売規制が強まっている。日本政府も2035年までに新車販売の電動車比率を100%とする方針を示しているが、2023年上半期の日本でのEV車の販売割合は2.38%(※2)に過ぎない。
EV車の購入を検討している層では「充電時間」や「充電施設の場所・数」が主要な懸念点として挙げられており(※3)、現在、国や地方自治体は、高速道路のサービスエリアや道の駅での「経路充電」、またホテルや商業施設での「目的地充電」への充電インフラの整備を推進している。しかし
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