一般社団法人マンションあんしんセンターは日新火災海上保険株式会社と共同開発した、「分譲マンション大規模修繕工事向け履行保証保険」の取扱いを2022年10月より開始している。これを受け、同保険の内容を紹介する公式ホームページを2023年3月28日にリリースした。
これまで分譲マンション大規模修繕工事中の工事会社の倒産に対して保険制度は広く提供されていなかったが、同保険を通じて、より多くのマンション管理組合に、工事会社の倒産による費用負担を軽減する仕組みを届け、安心・安全をサポートしていく。
新商品「分譲マンション大規模修繕工事向け履行保証保険」は、保険契約者である修繕工事会社が、倒産によって工事請負契約を履行できない場合に、被保険者であるマンション管理組合が被る損害に対して、事前に工事請負契約で定められた損害賠償の予定額を保険金として定額で支払う。
■商品開発の背景
マンションの大規模修繕工事は、区分所有者で構成されるマンション管理組合が発注者となり、修繕積立金を使用して行われる。外壁タイルや塗装面の改修工事、屋上防水工事などが12~15年周期で実施されるが、工事費は数千万円から数億円にも上る。
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