マンション販売大手による関西の2016年「住んでみたい街」アンケートで、昨年の1位、調査開始からの11年間で、1位9回、2位2回と盤石を誇った芦屋(兵庫県芦屋市)が10位に順位を落とした。
これは、関西は2府2県(兵庫、大阪、京都、奈良)の駅から選ぶアンケートで住友不動産(東京)など7社が運営する新築物件サイト「メジャーセブン」の会員を対象に実施し、957人が回答したもの。05年から毎年続けている。
今年は選択肢が152駅から1160駅へと大幅に増え、新たに加わった西宮北口(西宮市)が1位となった。これまでの“常連組”で、同じ阪急沿線の夙川(同市)や岡本(神戸市東灘区)などが上位を守る一方、13,14年(ともに2位)を除いてトップだったJR、阪神の芦屋が急落した。
この結果に戸惑いを見せるのが、芦屋ブランドを支えてきた地元の関係者。芦屋市議の一人は、自身のブログで「単に一つの指数だと楽観視できない」などと指摘。昨年以降、「日本一厳しい」屋外広告物条例を巡る反発などが報道され、「住みにくい街の印象がついてしまったのではないか」と危惧する。
南芦屋浜地域での小学校の新設計画中止もあり、同市のある幹
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