コロナ禍2年目の「SUUMO住みたい街ランキング2022 首都圏版」(株式会社リクルート)が発表された。注目すべきは2021年の同調査で見られた傾向が明確になったことである。その結果が大宮や千葉、埼玉の駅、自治体の躍進に繋がった。ここではランキングとともにその傾向を見ていこう。
「住みたい街」の遠隔地化は2021年から始まっていた
その前に2021年の同調査の結果を簡単に見ておこう。以下の3点がポイントである。
・住みたい街(駅)ランキング2021関東版第1位は、4年連続で「横浜」
・上位のランキングでは「浦和」がTOP10の中で唯一得点を伸ばし8位へ順位を2つ上げた。また、「浦和」以外のTOP10駅の得点はいずれも2020年より減少し、人気が分散
・郊外中核駅が2018年以降の最高順位を更新する傾向が見られた
2021年の時点で郊外の中核駅が人気を集め始めていたのである。それがより明確になり、向いた目の先が昨年より遠くなったのが2022年の結果と言えるのだ。
国道16号線以遠の街の人気が高まっている

それを明確に表しているのが記者発
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