新興国の経済発展を受けて東アジア圏を中心に富裕層と呼ばれる人が急速に増えた。政府が訪日外国人4000万人を目標に掲げる中で特に中華系が訪日客数の急増をけん引している。ただ、ここにきて彼らの「爆買い」に陰りが出てきたとの報道が目立つようになった。中国経済の減速などが影響しているのかもしれない。今後の中華圏の消費意欲の動向に注目が集まる。
不動産業界も同様だ。2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催が決まった後に東京湾岸エリアのタワーマンションや都心部を中心に海外富裕層が買いつけた記憶は新しい。こうした中、単なる富裕層向けとは一線を画す不動産ビジネスを展開するのがイギリスを本拠点とするグロブナー・リミテッド(東京都港区)だ。
彼らは30億円を超える金融資産を持つ〝ホンモノの金持ち〟を相手に高級マンションを売り込む。都心一等地の高級住宅街の賃貸マンションを一棟仕入れてリノベーション後に順次販売するスタイル。
初弾の六本木に続き、このほど第2弾として渋谷駅から徒歩圏にある低層マンションを「ザ・ウエストミンスター南平台」(総戸数52戸)として販売を始めた。地上4階地下1階建て延べ8067平方㍍
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