金融庁は、2020年11月に「安定的な資産形成に向けた金融事業者の取組み状況」という資料の中で、投資信託の運用に関する金融機関別のパフォーマンスを発表した。
※参照:金融庁 報道発表資料
コロナ前後における
株価指数の推移
資料の中にある主要株価指数の推移を見ると、日米欧イギリス共に、2020年3月末には大幅に株価指数を落としたが、その後は徐々に回復していることがわかる。

※引用:金融庁
また、投資信託の運用損益別顧客比率というグラフを見ると、投資信託の運用損益が0%以上である顧客の割合は、2020年3月末時点で30%となっている。

2019年3月末時点の調査では66%の顧客が損益0%以上だったので、コロナの影響を受けて半数以上の顧客が損益マイナスになった計算だ。
主要行等の中でパフォーマンスの
良かった金融機関
統計上「主要行等」と区分された金融機関の中で、最もパフォーマンスが良かったのは新生銀行とソニー銀行だった。
どちらの銀行も、運用損益0%以上の顧客割合が53%で、ほぼ半数の顧客が黒字もしくは損益0のパフォーマン
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