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各自治体の人口増減状況を一目で。「ふるさとクリック」が面白い、役に立つ

調査(不動産投資)/人口 ニュース

2021/07/23 配信

赤系が増加、青系が減少を示す。色の濃淡は割合
赤系が増加、青系が減少を示す。色の濃淡は割合

日本経済新聞が2021年7月16日に公開した「ふるさとクリック 地図で見る人口」が面白く、役に立つ。地図上に1985年から5年おきの人口増減を色分けして表現したもので、1985年時点では増加を示すピンク(0〜5%増)、赤(10%以上)の自治体が地域によっては半分以上の状況だったものが、年を追うごとに減少を表す淡い水色(0〜−5%)、水色(−5〜−10%)青(−10%〜)が増加。2020年時点になるとピンク、赤ともにごく限られた地域にあるだけになっているのだ。

10%以上の人口増は望めない時代

どこが人口増加地域か。赤は非常に限られており、首都圏でも東京都中央区(19.93%)、同千代田区(14.3%)、千葉県流山市(14.67%)、同印西市(10.77%)だけ。それ以外では福岡県の福津市(14.22%)、糟屋郡久山町(10.38%)があるくらい。久山町の場合、パーセンテージは大きいが、人口全体が1万人足らずであることを考えると、大きな発展があっての増加という言い方は難しい。

また、福島県でも4自治体が10%以上増となっているが、これは東日本大震災で避難した人たちの帰還を意味しており、これまた意味が異なる。そう考えると、これからの時代、10%以上の人口増は例外中の例外と考えたほうが良いのだろう。

県庁所在地でも人口は増えていない

いろいろな自治体の人口動向をチェックしてみて気づいたことがある。県庁所在地でも人口が増えていない自治体があるのだ。たとえば九州の場合、福岡県、宮崎県では県庁所在地である福岡市、宮崎市の人口は多少でも増えている。ところが、それ以外の長崎県、佐賀県、大分県、熊本県、鹿児島県では県庁所在地といえども人口は減っている。さらに言えば大分県では人口が増えている自治体はひとつもない。

同様に四国では徳島県の板野郡藍住町(1.82%)以外に人口が増えている自治体はなく、山形県も県内全ての自治体の人口が減少している。地方によって、道府県によってこれからの人口動態には大きな差が出てくるというわけだ。

自治体をクリックすると脇に当該自治体の情報が出てくる
自治体をクリックすると脇に当該自治体の情報が出てくる

ただ、鹿児島市は減少しているものの、隣接する姶良市は増加しているなど県庁所在地周辺に人口が増えている自治体がある場合にはそのエリア内の人の流れの変化が人口減少の要因と考えられる。この場合でいえば仕事、学びその他の場としての鹿児島市の力自体は変わらないものの、住宅を求める場としては姶良市が選ばれているというわけだ。

自治体次第で人口増もありえる?!

また、自治体の施策次第でも人口が増える可能性はあり得るようにも思える。

北海道の東川町。ちょうど中央部に位置する
北海道の東川町。ちょうど中央部に位置する

たとえば北海道に中央部に東川町という自治体がある。周辺は人口減少自治体ばかりだが、東川町は道内では土地価格も上がっていると言われるニセコ町よりも増加率が高い。同町は写真のまちを掲げるなど、独自性のあるまちづくりで知られており、若い世代の移住者も多い。旭川市に隣接しているということもあるが、それ以上にこの町のオリジナリティ、施策が人を呼んでいるのである。

首都圏の流山市も独自施策、特に子育てや女性支援では知られており、兵庫県の明石市も同様。これからの人口動態は首長や行政にもかかっているのかもしれない。

ちなみに今回紹介したのは「ふるさとクリック 地図で見る人口」だが、同シリーズでは「地図で見る管理職の女性割合」「地図で見る高齢者の医療費」「地図で見る出生率」などもあり、いずれも地域の姿、住宅ニーズなどを考える上で役に立つ。ただ、数字を確認するだけでなく、なぜ、そうなっているのかを考えながら見ると選ぶべき自治体が分かってくるのではなかろうか。

健美家編集部(協力:中川寛子)

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