日本経済新聞が2021年7月16日に公開した「ふるさとクリック 地図で見る人口」が面白く、役に立つ。地図上に1985年から5年おきの人口増減を色分けして表現したもので、1985年時点では増加を示すピンク(0~5%増)、赤(10%以上)の自治体が地域によっては半分以上の状況だったものが、年を追うごとに減少を表す淡い水色(0~-5%)、水色(-5~-10%)青(-10%~)が増加。2020年時点になるとピンク、赤ともにごく限られた地域にあるだけになっているのだ。
10%以上の人口増は望めない時代
どこが人口増加地域か。赤は非常に限られており、首都圏でも東京都中央区(19.93%)、同千代田区(14.3%)、千葉県流山市(14.67%)、同印西市(10.77%)だけ。それ以外では福岡県の福津市(14.22%)、糟屋郡久山町(10.38%)があるくらい。久山町の場合、パーセンテージは大きいが、人口全体が1万人足らずであることを考えると、大きな発展があっての増加という言い方は難しい。
また、福島県でも4自治体が10%以上増となっているが、これは東日本大震災で
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