戸建て住宅マーケットは、中古価格の調整が進んでいる。東京カンテイの調べによると、東京23区の8月は前月に比べて8.1%落ち込み8917万円だった。7月に18.9%と大幅上昇した反動減が大きな理由であるが、6月を振り返ると前月比で15.7%の大幅減と大きな波を繰り返し、中古戸建ては、ここ数カ月一進一退≠フ状況となっている。都下は3801万円(前月比4.1%上昇)で反転上昇し、前月比でも7.6%も上がった。

首都圏の主要都市はまだら模様である。7月から2ケタの11%上昇を見せたのはさいたま市と相模原市で、千葉市は7.0%と大きく落ち込んだ。川崎市は5.6%の上昇だった。東京以外での2ケタの価格上昇は流通物件の築年数が若返っているのが要因だとしている。
一方、近畿圏の都心部マーケットは、東京23区の状況に反し、上昇基調を強めているのが特徴だ。大阪市は5099万円と前月比11.3%の上昇となり、3カ月連続で大幅に上がった。14年4月に調査を開始してから初めて5000万円の大台に乗り、1年前との比較では36.2%の大幅上昇となった。その半面、堺市(同14.5%
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