小規模な木造戸建て住宅の価格が東京圏と大阪圏で異なるトレンドを発している。
東京圏では弱含み、大阪圏が反転上昇だ。不動産調査会社の東京カンテイが1月10日に発表した新築小規模木造戸建ての価格動向を見ると、首都圏は、昨年12月の平均価格が前月に比べて0.6%低下の4020万円と3カ月連続で落ち込んだ。
東京都も4937万円(同2.4%下落)と反転下落した。神奈川県は、3816万円(同0.3%上昇)とわずかながら反転上昇した。神奈川県以外で下落している。ただ、その変動幅は小さく安定感が出ていることで、これまで手の出なかった住宅購入検討者にとっては悪くない。
主要都市別で見ても、東京23区も5668万円(同1.5%下落)と反転下落となった。都下は3857万円(同3.1%下落)と連続で落ち込んだ。
一方で、近畿圏は、平均価格が前月比0.7%上昇の2996万円で反転上昇した。大阪府は2983万円(同2.2%上昇)と4カ月ぶりに上げに転じた。
兵庫県は3183万円(同0.8%下落)、京都府は2980万円(同2.6%下落)とともに続落となった。近畿圏主要エリアは大阪府だけの上昇で、兵庫と京都は弱含んだ。
都市別
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