新築マンションの新規供給が減り続ける中で、新築の戸建て住宅が堅調に供給数を伸ばしている。
不動産調査の東京カンテイの調べによると、2016年は全国で15万1744戸(前年比6.2%増)の分譲があった。マンションの新築分譲が9万2122戸(前年比2.5%増)なので1.55倍の新規供給量を持っていることがわかる。
増加率も戸建てのほうが高い。全国の分譲戸数の55.0%が首都圏に集中しており、新築マンションの首都圏シェア53.7%より高い数字を示している。
首都圏の新築戸建ての平均価格は3659万円と2015年に比べて3.3%上昇し、中古の戸建ての平均価格も2994万円と前年比3.5%上昇で強含んだ。
ただ、マンション価格が急上昇を続けている間の上昇率と比べると緩やかで安定感があるのが特徴だ。住宅購入を検討する一次取得者とっては、マンションではなく戸建てを選別しやすい環境になってきている。
新築のマンションと戸建ての分譲価格をエリア別に見ると、2016年はマンション・戸建てともに最も高いのが東京都港区で1億円を超えている。
しかし、マンションは京都市左京区(2位=9622万円)や兵庫県芦屋市(3位=94
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