東京カンテイは5月25日、三大都市圏・主要都市別に中古マンションの4月の価格動向を発表した。同社のデータベースに登録された売り希望価格を行政区単位に集計・算出し、70㎡に換算したもので、毎月公表している。新築分譲の価格上昇に伴い中古物件も高止まり感が出ており、2020年オリンピックを控える東京では、区部が1年前とほぼ横ばいで推移した。大阪市は下落率が拡大してこれまでの上昇トレンドからの反転が顕在化している。
首都圏を見ると、平均価格は前の月に比べて0.6%下落の3560万円となった。神奈川県や千葉県の弱含みなどを要因とした。都県別では、東京都が4841万円と前月比0.5%のアップ、埼玉県も同0.7%上昇して2105万円となった。共に再び上昇し、今年2月の水準に戻した。神奈川県(同0.7%下落・2785万円)と千葉県(同0.9%下落・1923万円)はマイナスに転じ、千葉県の下落幅が拡大した。
東京都心6区(千代田・中央・港・新宿・文京・渋谷)は前月から0.4%上昇し、7303万円と年明けから7000万円の大台をキープ。東京23区は5323万円(同0.2%上昇)と再び上がった
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