不動産はいま買い時なのか。消費者の購買心理が揺れている。
業界団体の全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)が、1月23日に公表した「住宅の居住志向及び購買等に関する意識調査」によると、「買い時だと思う」は19.9%と2016年度と比較して5.0ポイント低下と買い時感が下落した。
「買い時だと思わない」は24.7%(2.4ポイント上昇)、「分からない」が最も多く55.4%(2.6ポイント上昇)だった。
買い時だと回答する人の理由を見ると、「ローン減税など税制優遇の実施」が最も多く34.5%を占めたほか、「住宅ローン金利が上昇しそう」(23.5%)、「消費税率が上がる前だから」(22.3%)、「不動産価格が上昇しそうだから」が13.5%と続くが、とりわけ「消費税率が上がる前だから」が前年度比6.3ポイント増と大きく伸びている。
「不動産価格が上昇しそうだから」との回答の年代別構成比を見ると、バブル経済期を知る60代以上が、26.1%と4人に1人を占めているのが特徴的だ。30代は8.8%と一ケタ台に過ぎない。バブル世代と好景気を知らない世代間のギャップは大きいと言える。
一方、買い時だと思
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