2019年10月の消費税増税によって中古マンション需要は低下し、2020年からの新型コロナウイルス感染拡大により、価格はさらなる下降局面に転換することが予想されていた。しかし、コロナ禍により価格は下がるどころか価格はどんどん上昇していき、2022年を迎えた現在でも上昇基調にある。
東京都23区の中古マンション流通マーケットは、バブル崩壊以降、前例のないほど価格が高騰。2021年12月期には、バブル崩壊以降平均坪単価が過去最高値を更新している。そこでマンションナビを運営するマンションリサーチ株式会社は、2019年〜2021年にかけての「中古マンション価格推移」「売出戸数増減率」「販売期間」の3つのデータを東京23区と大阪市で比較し、東京都23区の中古流通マーケットの実態を検証した。
■【東京都23区・大阪市】2019年〜2021年中古マンション価格推移
【東京都23区】
データ1:東京23区月次平均坪単価

坪単価は、1度目の緊急事態宣言が出た2020年4月に一時的に下がったが、2020年後半から高騰基調に。2021年からはさらに加速している。
2021年12月の坪単価「328.2万
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