都心の賃貸住宅で入居者の呼び込みに苦戦する賃貸オーナーが増えている。渋谷区で賃貸管理業務を手掛ける会社は、
「コロナ禍で郊外に引っ越した層が都心、都内に戻ってきていない。渋谷の賃貸住宅で空き室が多くなっており、大家さんは慌てている」
と今の状況を説明する。人口減少社会で賃貸業界はどうするか、どのように賃貸経営すべきか。
不動産情報サービスのアットホームは、2022年1月~6月の間に賃貸居住用物件を探しているお客さまを担当した全国の加盟店を対象に実施した調査結果をもとに、『不動産のプロが選ぶ!「2022年上半期 問合せが多かった条件・設備~賃貸編~」ランキング』を発表している。
それを見ると、設備編の1位は「インターネット接続料無料」が50.9%と半数を占めており、前回調査の2021年下期の37.6%から大幅に増えている。2位は駐車場(比較なし)、3位にオートロックが33.6%(前回調査29.9%)だった。
通勤と在宅のハイブリッド勤務が定着してことで、インターネット接続料無料はもはや必須条件となっている。同調査では、「無料かどうか以外にも、速度やVDSL方
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