大手総合不動産プロフェッショナルサービス・投資運用会社であるコリアーズ・インターナショナル・ジャパン株式会社は、本日、「グローバル キャピタルマーケット インサイト&アウトルック 2023年4月(4月27日発行レポート和訳)」を発表した。
同レポートでは、金利上昇が世界中の不動産価格と投資量に与える影響が明らかになった。
○債券市場の不透明感は2023年初めまで及び、取引量は5年間の水準を大きく下回る状況が続いている。
○1月と2月の世界の投資額は5年間の平均を56%下回った。3月の暫定値はさらに低く、76%も下がった。これは、北米や欧州で流動性の問題が浮上するなど、銀行業界から新たな緊張が生じたため。
○東京は、地域的にも世界的にも、他のどの都市よりも高いファイナンスとリスク・スプレッドを提供する都市として、市場をしっかりとリードしている。また、東京は将来の利上げの影響を受けにくいため、マイナスの価格調整の影響も受けにくい状況となっている。
○3月末に続いた世界的な利上げは、日本、北米、ヨーロッパの一部を含むいくつかの地域の中央銀行の政策金利が、年初に設定したピーク予測水準に達しているか、それに近づいていることを示している。
○多くの地域でインフレが続いていることから、次の四半期も金利引き上げが行われる可能性がある。 投資案件は、安定するまで、少なくとも、あと四半期は価格調整に直面することになる。
コリアーズ アジア太平洋地域 グローバル キャピタルマーケットのマネージング・ディレクター Chris Pilgrim氏は、「世界的な経済活動の停滞にもかかわらず、東京は世界の不動産投資家にとって魅力的な市場であることに変わりはありません。」と述べている。
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健美家編集部