三菱UFJ信託銀行株式会社は、この度不動産マーケットリサーチレポートVol.238「収益性指標から見る東京オフィス市場2 ~大型ビルの収益性低下の背景~」を発行した。
・大型ビルの収益性指標が大きく低下、回復が鈍く長期にわたり停滞
・大型ビルは超大型ビルや中・小型ハイスペックビルと競合し、収益性を上げづらい環境に
・既存の大型ビルは、テナントのニーズに応じた環境・機能の整備等、戦略的な運営が
求められる
■大型ビルの収益性指標が低下
大型ビルの中でも、特に大型-大が低下
■エリア別では大型-大の不調は港区が主因
■大型ビルの収益性低下の背景(仮説)
1.大型-大ビル ⇒ 超大型ビルに移転
大型ビルに二次空室発生
2.港区に供給が集中
港区は他区を上回る供給ペースのため需給バランスが緩和
3.中・小型ハイスペックビルの台頭
大型-小ビルは中・小型ハイスペックビルと競合することも
大型ビルにおいては競争環境が激化している。
従業員のエンゲージメント向上や多様な人材採用等人的資本経営の観点も踏まえ、(企業規模に応じ)超大型ビルや中・小型ハイスペックビル等、立地やスペックが良く、新築・築浅で働きやすい環境・機能を備えたオフィ
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