前回のコラムの続きです。前回のポイントは、以下のようなものでした。
■ 更に厳しくなっている融資環境
銀行の不動産投資に対する融資姿勢は5年前ぐらいから厳しくなる前兆がありました。
2017年4月のコラム「 日本銀行も動く! 不動産向け融資はどうなる? 」では、金融庁や日銀などが銀行の不動産融資に対する積極姿勢に懸念を強め、監視・指導を強化していく兆候について取り上げました。
そして、2018年6月の「 スルガスキームが破綻した二つの要因と、他行の融資に与える影響 」で、個人投資家に対する銀行の融資環境と今後の予想について触れました。
銀行の融資姿勢の変化は予想しやすいものです。実際に変化する前の行政や日銀の動向を見ていれば、ポジティブな時もネガティブな時も、ある程度は予測できます。
今の銀行の融資スタンスは、バブル崩壊時の金融検査マニュアルに基づく金融庁ルールに...
〇コロナ禍で世界の実体経済は傷みつつあるが、各国の財政出動により、世界規模でバブルが発生している
〇投資資金は日本の大都市を含めた世界中の局地的な不動産マーケットにも流れ込んでいる
〇全ての物件を投資対象とするわけではなく、得手不得手がある
〇投資資金は日本の大都市を含めた世界中の局地的な不動産マーケットにも流れ込んでいる
〇全ての物件を投資対象とするわけではなく、得手不得手がある
■ 更に厳しくなっている融資環境
銀行の不動産投資に対する融資姿勢は5年前ぐらいから厳しくなる前兆がありました。
2017年4月のコラム「 日本銀行も動く! 不動産向け融資はどうなる? 」では、金融庁や日銀などが銀行の不動産融資に対する積極姿勢に懸念を強め、監視・指導を強化していく兆候について取り上げました。
そして、2018年6月の「 スルガスキームが破綻した二つの要因と、他行の融資に与える影響 」で、個人投資家に対する銀行の融資環境と今後の予想について触れました。
銀行の融資姿勢の変化は予想しやすいものです。実際に変化する前の行政や日銀の動向を見ていれば、ポジティブな時もネガティブな時も、ある程度は予測できます。
今の銀行の融資スタンスは、バブル崩壊時の金融検査マニュアルに基づく金融庁ルールに...
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