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スルガスキームが破綻した二つの要因と、他行の融資に与える影響

岡元公夫さん_画像 岡元公夫さん 第105話 著者のプロフィールを見る

2018/6/28 掲載

■ スルガ銀行はどこで道を踏み外したのか

スルガ銀行の融資スキームは、資産を持たないサラリーマンに不動産投資へのチャンスを広げました。他の銀行と異なる審査基準、そして審査のスピード。使い方によっては、素晴らしいスキームでした。

なぜ、道を踏み外し、スルガスキームは破綻したのでしょうか。私は、その理由は大きく分けると2つあると考えています。一つ目は、スルガ銀行の風土に関係するものです。

本来、マンションやアパート・シェアハウス等の賃貸物件の取得を資金使途とした融資は、企業に対する融資と同じ事業性のものです。アパートローンは、住宅ローンやマイカーローンなどのような、消費者ローンではありません。

当然、人( 経営者 )・物( 物件 )・金( 財務内容 )をきちんと実態把握・審査して融資すべきといえます。

そして、旧来の普通の銀行の支店で融資を担当する行員は、新人の頃から、上司・先輩の指導の下、いろいろな企業の融資を実行する中で、そのスキルを高めていきました。

しかし、スルガ銀行は、企業向け融資を見限り、以前から個人向けローンに注力してきた銀行です。普通の銀行が、アパートローンについて事業性融資の考え方か...

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プロフィール

岡元公夫さん

岡元公夫さんおかもときみお

亡き父と2代続けての元メガバンカー。
銀行員時代は、東証一部上場の大手不動産会社から個人の大家さんまで、融資主体に幅広く担当。
実家は祖父の代からの小規模ながらの大家さん。

プロフィールの詳細を見る

経歴
  • □2004年
    実家の跡を継ぎ、東京城北エリアでマンション・アパート・戸建を取得開始。

    □2008年2月
    不動産賃貸業の修行の為、不動産開発・運営会社に転職し、プロパティマネジメントの責任者となる。

    □2009年10月
    不動産収入が年間6千万円ほどになり、デッドクロスもクリアできる目途がついたことから、サラリーマンを卒業。

    □2011年
    東京エステートバンク株式会社(東京房屋®)を設立。国内・台湾・中国の投資家・会社経営者の方にコンサルティングを行っている。
不動産投資歴
  • □築44年RCマンション
    1LDK×4戸、2K×8戸

    □築28年RCマンション
    1R×10戸

    □築21年鉄骨マンション
    2LDK×6戸、2DK×6戸

    □築14年木造アパート
    1R×5戸、2DK×2戸

    □登記上築60年 木造戸建(実態は新築同様)
    2LDK×1戸

    □木造戸建てリノベシェアハウス
    2棟×10室

    □区分所有マンション
    2LDK×1戸

    □駐車場12台
    バイクガレージ26台

    □再開発予定木造戸建
    3棟
保有資格

宅地建物取引主任者
ファイナンシャルプランナー
その他生損保等金融関連諸々
税理士試験科目合格
(簿・財・相・固)

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