築古戸建て再生について、1回目は物件を買う前に考えること、2回目は買った後に物件を確認しながら考えることを書いた。
参照:築古戸建再生で失敗する人が気づかない「買う前」に大切なこと-DIY体験会で感じたこと<その1>-
参照:築古戸建再生で失敗する人が知らない「買った後」の手順-DIY体験会で感じたこと<その2>
今回からは具体的な実例を挙げる。実際にDIY体験会を開いて築古戸建再生を試みた話だ。
体験会は短期間だが、全体的な流れをお伝えしたいし、ある程度の成果も出したい。そのためには事前の準備が重要となる。そこで、今回は事前準備についてお伝えする。
■ 部屋の傾いた築古戸建再生の試み
まずは物件調査だ。あらかじめ物件を確認して現状を把握する。今回の物件は、築不詳木造平屋の母屋に昭和54年に2階建てをくっつけて増築したものだ。
母屋は電気配線の碍子が残っているので、築60年は経過しているだろう。基礎は束石に柱を載せる独立基礎。建物全体が東側に傾いている。
傾きは大きいところは30/1000( 傾きの差が1mあたり30mmあること。新築の基準は3/1000、中古は6/1000 )を余裕で超える。中に入る...
参照:築古戸建再生で失敗する人が気づかない「買う前」に大切なこと-DIY体験会で感じたこと<その1>-
参照:築古戸建再生で失敗する人が知らない「買った後」の手順-DIY体験会で感じたこと<その2>
今回からは具体的な実例を挙げる。実際にDIY体験会を開いて築古戸建再生を試みた話だ。
体験会は短期間だが、全体的な流れをお伝えしたいし、ある程度の成果も出したい。そのためには事前の準備が重要となる。そこで、今回は事前準備についてお伝えする。
■ 部屋の傾いた築古戸建再生の試み
まずは物件調査だ。あらかじめ物件を確認して現状を把握する。今回の物件は、築不詳木造平屋の母屋に昭和54年に2階建てをくっつけて増築したものだ。
母屋は電気配線の碍子が残っているので、築60年は経過しているだろう。基礎は束石に柱を載せる独立基礎。建物全体が東側に傾いている。
傾きは大きいところは30/1000( 傾きの差が1mあたり30mmあること。新築の基準は3/1000、中古は6/1000 )を余裕で超える。中に入る...
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