ワシが『富導算塾』塾長、江古田島平八である!!
■年収450万円契約社員の友人からの相談
出版社で契約社員で働いている友人から連絡が来た。「住宅を購入しようと思うんだけど、物件を見てくれないか??」と言う。
ずっと、家賃を垂れ流すのはもったいないから、手ごろな家を購入した方が良いと勧めていたのに、買わなかった友人。
「家賃収入で家族を養いながら、好きなことに全力で取り組んでいる平八を見て、俺もまた書きたい気持ちが出てきた。書くために、生活を安定させたいし、貯金もある程度貯まったので、家を買いたい」
すでに物件も決めていた。前に会った時に教えていた物件の探し方を実行して、とても良いと思う物件を見つけたのだが、本当に良いか自信がないので見て欲しいという相談付きだった。
「とりあえず物件資料を送ってくれ」と送ってもらった物件を見て驚愕した。
・玄関別の完全2世帯住居。(賃貸併用住宅向き)
・東京まで40分ほどの千葉県。
・お金持ちがこだわりを持って建てた建物
・値段は今の相場としては驚愕の2,000万円台中盤。
※年収450万円の友人と、年収150万円の奥様の世帯年収600万円でも住宅ローンで手が届く金額
初めて探したとは思えないほど、良い物件だと思った。
「良い物件だから、迷っている時間はない。現地を見に行って『すぐにでも買いたい』と意思表示をした方が良い。具体的には、買付証明書を出して、住宅ローンの申込書を書くんだ」
びっくりしている様子の友人に、ワシはたたみかけた。
「念のため、夫婦二人分の源泉徴収票3年分と実印を持っていくと良い。君が思っているより良い物件だから、多少のことには目を瞑っても買っても良いんじゃないか?」
ワシはそんな風に、友人の背中を押して送り出した。
■非正規雇用夫婦でも、諦める必要はない
諸費用・リフォームを入れても2,900万円ほど。プロパーローンかフラット35かアルヒか。どこで借りても、金利1.5%以内なら月々の返済は9万円を超えない。友人は現在、約9万円で1LDKの部屋を借りているから、月々の支出は変わらない。
また、実家が伊豆大島で、戻る気のない友人にとって、お父さんが亡くなった後、一人暮らしをしているお母さんを引き取る可能性も考慮すると、二世帯住宅は良い条件しかない。
賃貸併用住宅の購入は彼の人生を変えるだろう。お母さんと一緒に住むまでの間、貸し出せば住宅ローンをほぼ賄える家賃収入が見込まれる。これまでタダ払うだけだった家賃分を貯蓄に回せば、年間100万円程が貯まる。
”失われた20年”を現在進行形で生きている我々世代の非正規雇用夫婦でも、適正な物件を無理のない条件(住宅ローン)で購入出来れば、人生は音を立てて変わり始める。
場所も建物の質も良い。この物件なら、初めての大家業もそれほど大変ではないはず。数年後には、大家業の楽しさに気付いて手ごろな戸建て賃貸を購入するかもしれない。
60歳までの残り15年間。5年ごとに500万円クラスの利回り12%の一戸建てを購入出来れば、60歳までに3戸の戸建てを購入出来て、年収が180万円増える。
非正規雇用を続けていたので、「年金の金額も不安だ」と言っていた友人。月15万円の家賃収入が上乗せされれば、安心につながる。45歳を前に、これに気付けただけでも老後勝ち組だ。
『今』、自分の身の丈に合っていない高額な住宅ローンを組んでいる人たちに見せてあげたい。
■自分の全力が誰かを動かす、という喜び
新築の物件の価格は高騰を続けているが、中古の物件にはまだまだ掘り出し物がある。
『新築』という呪縛に捉われずに、自分の身の丈に合っている、いや、身の丈よりも低く見積もるくらいの住宅を購入するだけで、旦那の小遣い、奥様の美容・趣味、子供の習い事、学費に使えるお金が劇的に変わる。
収入の爆増が見込めない中、支出に掛かる費用、特に一番大きな金額になりがちな住宅費用を抑えれば、日々の生活に艶が出る。
新築住宅は、住んだ翌日から中古になる。どうせ中古になるなら、前の所有者がお金を掛けて丁寧に作った住宅を、建築時の半額にも満たない金額で譲り受ける方が良い。
リフォームをしっかりすれば見違えるような内装になる。中所得サラリーマンが、小さく縮こまることなく、人生を謳歌出来るようになる。
この友人は、今、ワシの為に朗読劇の台本を書いてくれている。
「平八の頑張っている姿を見ていたら、前向きな気持ちが蘇った。住宅の購入も非正規雇用だから不安で動けなかったけど、夢を追いかけている平八を見ていたら、怖がっている自分が馬鹿らしくなってきた。なんか、直接言うのは恥ずかしいけど、40過ぎてから頑張る姿を見せてくれてありがとう!」
なんか分からんが、ワシが泣けた。超就職氷河期を大学卒業時に経験し、同世代が非正規雇用や派遣社員からの派遣切りなど苦汁を舐めていた中で、世間や社会に対する恨み つらみが抜けなかった。
でも、自分がどんな『買い物』をするかを決めるだけで人生を動かせることに気付けた。その良さを友人に伝えても響かない時代もあった。ところが、不動産で自由を手に入れて”夢”を追いかけていたら、その姿を見て不動産を買って人生を変えたいという友人が出てきた。
ワシの全力が誰かを変える。こんな嬉しいことはない。先日、この友人から、「無事に契約が終わった」と連絡をもらった。友人には、是非、この先の新たな人生をこの家と共に、築いていってほしい。
こういう日に飲む酒は、本当に美味い。これからも美味しいお酒を飲むために、一生懸命夢を追いかけようと思える出来事だったんじゃ。