第1回、第2回に続き、愛知県の豊橋や静岡県西部を中心に不動産賃貸経営をしている専業大家、たけちゃんとゆうちゃんのインタビュー第3回をお届けします。お二人は空室の多い築古物件を購入していますが、どのように再生し、客付けをしているのでしょうか。
■高い入居率の背景にはたゆまぬ努力あり！
華子
お二人の投資物件は築古物件が中心とのことですが、物件を購入する時は何を重視していますか。
ゆうちゃん
私の場合、「価値を上げられる」「建物の延床面積『㎡単価』が10万円以下」「土地の路線価以下＝担保価値がある物件」「実勢土地値－解体費がプラスになる」「売り出し時の表面利回りではなく、地域最安値に賃料を引き直した利回りが12％以上」といった基準があります。また、その時の融資は期間20年、金利1.5％以内が望ましいと考えています。
たけちゃん
築古であることがリスクなのではなく、「どうすれば再生できるかを知らない」ということがリスクです。あらかじめ想定している費用を借入するなど、資金の手当てができれば問題はありません。具体的には以下のような点をチェックしています。
「建物の構造、（旧耐震RCの場合は壁式構造か）」、「水道
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