こんにちは、鉄筋たてたろうです。今日のコラムでは実際の建築事例について紹介したいと思います。変形した土地にビルを建てて、レンタルオフィスなどを入れた案件です。土地選定の注意点や、実際の運用方法などについて触れていきたいと思います。
■物件の概要について
今回お話しする物件は水道橋駅徒歩3分と好立地の物件で、現在はレンタルオフィスとして運用しています。
土地は3年ほど前に取得していました。物件情報自体はオープンな市場から取得しましたが、立地が良い商業地であり、前面道路の幅が広かったため、高さのある建物をプランニングできる土地でした。
形が三角形であり、高低差がある土地だったので、少しプランが難しくなる予感はありましたが、価格が安かったこともあり、即買付を入れた土地です。
■建築のプランについて
当初は、以下の図の通り地下1階、地上5階の壁式RCを計画していました。土地の細い部分も出来るだけ有効に使うようにギリギリの設計で建物を考えていました。
しかし、いくつかの問題により計画変更を余儀なくされることになります。
一つ目は塔状比の問題です。塔状比とは建物の縦横比の事です。建物の幅に対して、高さの比率が4を
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