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BBA転居の新たな壁。「お役所の事情」とダンボール40個!

渡辺よしゆきさん_画像 第52話

貧乏零細子沢山大家!よしゆきです。

BBAとの戦いもいよいよ、今回と次回のコラムでピリオドが打たれます。ここまでのストーリーを忘れてしまったよ、という方は以下をチェックしてみてください。

・第41話「 「 ぶっ殺す 」が口癖の隣人が住む売りアパート
・第42話「 困った隣人「 ぶっ殺す! お婆さん 」との対面
・第43話「 困った隣人の無茶な要求、そして和解
・第44話「 困った隣人を襲った悲劇とまさかの物件買取り依頼
・第45話「 生活保護を申請した店子と、大家の使命
・第47話「 いつ売るの? 今でしょ! BBAとの最後の聖戦!
・第48話「 緊張の退去勧告とタカシ。BBAの「 家賃使い込み 」の過去発覚。
・第49話「 BBAの受け入れ先問題勃発!
・第50話「 BBAの転居を阻む保証人の壁!極悪ブラザーズ登場!



BBAの転居先を探すも、極悪ブラザーズ( BBAの息子たち )にアッサリと保証人を断られ、仕方なく私が( なんで私がっ?! )キンレンに立候補した事は前回お話し致しました。

さて、これで万事OKと思いきや、今度は行政側のちょっと信じられない問題が勃発してしまいました。

BBAが居住している市区町村の生活保護課は、エリアにより1課〜4課の4つに分かれております。私がBBAに提供していた住居は1課の担当範囲だった為に、私は1課に掛け合いBBAへの生活保護を無事にもぎ取る事ができました。

ところが、あれほど苦労して見つけた今度の引っ越し先は、1課ではなく、4課の担当範囲であったようです。新しい住まいの住所を伝えると、担当の保護官は次のような反応でした。


「 課をまたいでしまうと生活保護の審査をやり直す必要が出てきます・・・。ですので1課の担当範囲内で物件を探して頂けないでしょうか? 」


えっ?えっ?(;´Д`)

同じ行政区内なのに?



だって、すんげぇぇぇ苦労して、やっとの事でBBAを受け入れてくれる住宅を見つけて、私の身を捧げる思いで保証会社さんにもお墨付きをもらったのに?

もしかして?振り出しぃぃ???



そんなの分かってるなら初めから言えヤァ!
ごらぁぁぁ!(‘Д’#)



と、ブチ切れてみても、事実は1ミリも変わりません。しかし、それにしても困りました。生活保護の再審査なんて事になれば、下手すりゃタイムオーバー!( BBAの住んでいる家の引き渡し期日に間に合わない。それだけは避けなければイケない! )

ともかくも、すぐにBBA本人に別物件への変更を相談。すると・・・


「 私はこのあいだの家が気に入ってるんだよ! そんなにコロコロ変われないよ! 」


と逆に脅しを掛けられる始末・・・(;´Д`)


こりゃー! 自分の立場分かってんぎゃ? ゴリャー!


という心の声を押し殺し( 笑 )、「 いやいやいや、そうは言ってもBBAさんね、行政がお金出してくれなきゃお金も住む所もなくなっちゃいますよ・・・ 」(;´∀`)

となだめになだめ、不承不承ながらに部屋探しのリスタートを納得させました。まあそこは、前回の物件探しで幾ばくかの経験を積めた私です。

○高齢の生活保護ながら代理納付確約済みで滞納なし!
○保証人は居ないまでも行政と親切なおじさん( 俺ねw )のダブル・キンレン付き!
○どんなボロ家だって、1階だって大歓迎!( てか1階しか無理っ )


という売り文句を武器にし、なんと半日で次の受入れ先をGet! 嫌がるBBAを何とか引っ張り出して内見、申し込みをまでこぎつけたのです。

こうして本当は肩透かしな位にアッサリと次物件を見つけたのですが、保護官へは時間をたっぷりと開けた上で、少し大げさに報告しました。


「 いや〜本当に参りましたよ! タダでさえ見つからないんだから。この苦労は分かって頂けますよね〜?? ○●さん! 」


ここまで恩着せがましい( 笑 )言い方をしたのは、この先に重要な交渉があったからです。

自治体にもよるでしょうが、部屋決めに際して、役所からは仲介手数料や敷金が通常通りに仲介の不動産屋さんに収められます。しかし、それ以外にも出して頂かないと困るお金があります。

そう、それは引っ越し費用です。単身の方とはいえ、引っ越し代金はそこそこに必要となります。しかし、生活保護受給者の方には基本的に、余計なお金はありません。これを行政に掛け合い、なんとか拠出して頂くのです。

私はその為の交渉材料として「 中々次が見つからない感満載の 」報告をする事で担当者さんに恩義を感じさせ( 笑 )、無事に引っ越し代金の満額Getに成功したのです!

( なんで俺がやるんだよ? っていう疑問はここでは問わない事としますw )

気が付けば、決済明け渡しの期日は、あと1カ月半にまで迫っていました。私は事あるごと・・・事がなくてもBBAの自宅を訪れ、引っ越しの作業が進んでいるかを確認します。

BBAの自宅には40平米ほどの居室内にタンス4棹のほか仏壇3台や、テトリスのようにうず高く巧妙に積まれた「 段ボール山 」があるのです。

因みにこの「 段ボール山 」は家賃未納の末に強制執行を受けた前回の荷物。その数は少なく見ても40個はあります。一度も開けた素振りがないので、ほとんどがゴミと推測されます。

次の住居は生活保護費の中での引っ越しですから、今の家より狭くなり、35平米を切る位の空間しかありません。


この量の荷物は絶対に入らない!


確信をしていた私は口酸っぱく、「 BBAさんね! 荷物を整理しないとだめだよ! 段ボールに埋もれて死んじゃうよ! 」と繰り返しますが、「 そのうちね。そのうち・・・」と、BBAはどこ吹く風。

時が来ればきっと、誰かがどうにかしてくれる( 誰かって誰よ? )。そんな風にも見える態度を取り続けるのでした。

もしかしたら、こうやって身の回りの問題はすべて棚上げのままに、人生を過ごして来てしまったのかな?
その結果、タカシや極悪ブラザーズを産み落とし、周囲の人からも忌み嫌われる晩年を過ごす人生になっちゃったのかな?

明け渡し日まで数日となっても平然と「 段ボール山 」のふもとでお茶をすすっていたBBAを見て、そんな思いが私の頭を過りました。

そして、BBAの言う所の「 そのうち 」は一向に来ないまま、明け渡しの日は無情にもやってきたのです。
 


無事に引越しを終えることはできるのか? 次回、衝撃の最終回へ続く。。。

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健美家不動産投資コラム

プロフィール

■ 渡辺よしゆきさん

よしゆきさん

「空室率75%のおんぼろアパートを満室にしたブログ!」
よしゆきさんのツイッター
よしゆきさんのメルマガ

■ 経歴

現在アラフォーの貧乏零細子沢山兼業大家さんです^^

1973年
東京生まれ

2004年
店舗兼住宅取得

2006年
不動産投資の勉強を始める。浦田健さんや藤山勇司さん、長嶋修さんの著作により多くの基礎知識を得る

2007年
競売により埼玉県越谷市に戸建を落札(表面利回り18%)

2010年
競売物件による賃料収入+鬼のような節制で資金を貯め、 埼玉の山奥にある空室率75%の廃墟寸前アパートを現金一括購入。 1R8戸(表面利回り28%)

しかしこのアパートで・・・7日目にして床下浸水の瑕疵が発覚、 40日目にして2人しか居なかった入居者様のお一人が居室内でお亡くなりになりΣ(゚д゚lll)、 90日目にしてアパート一帯が土砂災害警戒危険区域の選定検査を受ける。(;゚Д゚)!

が、数々の困難を乗り越え、 アパートを再生し8ヶ月で満室に導く。

2011年1月
「行動する大家さんの会(AOA)」を大家さん仲間と共に創立。(初回の勉強会で早くも会場費用自腹の危機を迎える・・・Orz)

2011年5月
全国大家ネットワークに参加
東日本大震災被災者の方を空室に受け入れる運動 「住まいりんぐ」及び「借り住まいの輪」に賛同。現在も被災者の方をアパートに受け入れている。

2011年12月
「FPコミュニケーションズ」主催 「金持ち大家さんアカデミー賞」にて最優秀賞MVPを授賞するというラッキーパンチが炸裂する(TへT

2012年3月
茨城県水戸市にRCマンションを取得。 店舗3戸、1DK×4戸、2DK×8戸(表面利回り24%)

2012年6月
新感覚の管理会社「みまもルーム」へ 外部アドバイザーとして参加

2012年7月
東京ビックサイトにて行われた「賃貸住宅フェア2012in東京」にて 講演

2012年9月
土地活用ドットコムのアドバイザーとなる

2012年12月
「FPコミュニケーションズ」主催 「金持ち大家さんアカデミー賞」にて最優秀賞MVPを2年連続授賞。史上初の二連覇を達成するというマサカのラッキーキックが炸裂!^^;

AOA勉強会やその他の勉強会にて 自身の経験を伝えるセミナーを多数開催。

「全国賃貸住宅新聞」「家主と地主」「日経新聞」などのメディアにも「汗をかく大家」として多数掲載されている。

■ 所有物件

2013年現在
3棟24室賃貸中

■ 著書

よしゆきさん本

「新米大家VSおんぼろアパート【赤鬼荘】-満室までの涙の240日」(ごま書房新社)

■ 投資に対する考え

「貧乏、暇なし、子沢山」と、元々の属性が低い(年収280万程度)為に 「地に足の付いた堅実な投資」をコンセプトとする。

「弱者の戦略」を練った結果、 実績を積むまでは現金購入を念頭に投資を展開。 競売戸建⇒築古地方アパートとじっくりと実績を積む。

次の段階として、資産の拡大へ。 状況が整った為に2012年に借入れにより物件を取得。しかし返済比率を30%未満に抑える事を重要視する事から地方都市での投資となった。

長期計画から、次の物件は「利回りが低くても近隣の物件」を取得する事を目標とし 年内を目処に購入予定。

また次のステージを目指し、法人による物件取得を模索中。 一方で大家業と言う狭義を飛び出した活動を模索。

様々なボランティア活動の他「この世界をどうやって楽しくしていくのか?」を 同じ目線で「今」を生きる多くの人達と一緒に考え、活動する。

NPO法人「みんなの森」へ賛同し、福島の子供達を東京都下の森への キャンプに招待する活動にも賛同、参加。

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