前回、岩崎興業地所のDIY賃貸の取り組みについて紹介した中で、オーダーメード原状回復と入居者DIYの組み合わせについて少し触れた。今回はその入居者当人に話を聞いてみた。転職を機に、昨秋から横浜市鶴見区の賃貸マンションに住み始めた光来出(みつくで)安奈さんは、同社・岩崎専務に「こんな風にしたい、と送られてきた図面を見て、『これなら次の入居者も決まるだろう』と確信した」と言わしめたセンスの持ち主。
原状回復前の物件にもひるまず、「賃貸物件で本格的なDIYができる機会はめったにないと思って、楽しんで取り組みました」と振り返る。
■原状回復前の物件に「ときめいた」!?
「ヴィンテージ感があるラフなテイストの物件に住んでみたかった」という光来出さん。勤務先が綱島ということで、近隣物件を探していたところ、岩崎興業地所のリノベーション物件にたどり着いたという。
しかし「正直がんばらないと難しい」家賃だったため、無理のない家賃クラスで一般的な物件を何件か紹介してもらったが、「住みたい」と思える物件ではなかったという。
岩崎さんもそれに気づき、今の物件を“おそるおそる”紹介した。その理由は、「原状回復前だったので
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