不動産投資で区分所有マンションを持つ人は多いが、戸建住宅と比べマンションの場合、トラブルがクレームになりやすい。
同じ条件で設計されていても、マンションも戸建同様に“一品製品”であり、住む人の使われ方・住まい方が異なるため、トラブルの発生の仕方もさまざまだからだ。
また築古物件だけでなく、高性能化された築浅物件でも、今までにはなかったトラブルが発生することもある。
居住者のクレームは基本的に管理会社が対応することが多いが、個人財産という観点から、オーナーとして原因と対策は把握しておいたほうがいいだろう。また、中古物件購入時のチェックポイントとして参考にしてほしい。
建築設備の設計・コンサルティングを手がけ、現在は住宅設備のクレーム相談(NPO住宅110番)に対応している(有)環境設備コンサルタントの山本廣資氏によると、住宅のクレームは水・音・空気に大別されるが、マンションのトラブル事例で多いのは「漏水」「騒音」だという。
また、高気密マンションは当然だが、築古物件でもサッシの気密性はある程度高いため、すきま風対策として入居者が通気口をふさぎ、その結果臭気が発生してしまうこともあるようだ。今回は、
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