同シリーズ前編では、この7月に算出が始まった2本の日経REIT指数(日経ESGーREIT指数・日経高利回りREIT指数)を糸口に、「REITの基礎」「不動産投資とREITの違い」「REIT指数」等について、確認した。
後編では、最近のREIT指数の動向を見ながら、不動産市場をとりまく資金の流れを見ていく。皆様の不動産投資のヒントとなれば嬉しい。
■東証REIT指数の現状
東京証券取引所に上場するREIT全体の動きは、全銘柄を対象とした「東証REIT指数」で確認できる。基準日(2003年3月31日)の時価総額を1,000とした指数だ。株価指数のTOPIXをイメージするとわかりやすい。※前編を参照。
不動産証券化協会「J-REIT.jp」のホームページに「東証REIT指数・東証株価指数(TOPIX)の推移(配当なし指数)」が掲載されている。東証REIT指数は、TOPIX(赤線)と同時期に下げるが、谷はより深く、回復の勢いはTOPIXに及ばない。新型コロナウイルスが、幅広い業種が対象のTOPIXよりも、不動産に特化したREITの重荷になるのは当然と言えよう。
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