インフレ、金利上昇、増税、など時代の変化は加速しており、我々大家を取り巻く環境も変化を迎えようとしている。特に、来年の日銀黒田総裁任期満了は金利政策に大きな変化をもたらす可能性があり、注視が必要だ。
今回は、32回目のニュース記事最後のテーマとして、銀行開拓について総括を行いたいと思う。
1.「融資と担保」この組み合わせが大きな効果を生む
銀行は「融資」が本業であり、「利ザヤ」が収益源である。最初の記事でも述べたように銀行は5つの原則を元にして融資判断を行うが、ビジネスとして判断するのであれば、銀行は
「出来るだけ安全な取引先に」
「出来るだけ大きな金額を」
「出来るだけ高い金利で」
貸出を行う事により収益を最大化しようと考えている。
しかし、よほど大きな信用力・実績がある人間を除き、銀行が一人の人間に対して貸し出せる金額は限られている。クレジットカードに利用金額の上限があるように、一個人の信用力では人生を変えるほどの金額を借りる事は難しいのである。
しかし、この融資金額のリミットを外すのが「担保」である。担保があるから、一個人が返済出来な
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