”遊ぶ”かつ”使える”施設ですすきのが変わる
札幌市営地下鉄南北線「すすきの」駅直結の新複合商業施設「COCONO SUSUKINO」が、2023年11月末の1stオープン57店舗に続き、2024年1月31日に13店舗が開業し2ndオープンし、現在70店舗で賑わいを見せている。
「すすきの」と言えば、夜眠らない歓楽街のイメージが強いが、周辺にはアパート、マンションも多い。大通り公園市営地下鉄東西線と南北線が交わる大通駅までは直線距離で500mほど、地下通路で直結している。
緑豊かな大通公園や中島公園にも徒歩で行ける距離である。そんなすすきの駅に2020年まで営業していた商業施設「ススキノラフィラ」の跡地に再開発事業として生まれたのが「COCONO SUSUKINO」である。
施設コンセプトは『札幌の街に「あそびば」を~昼も眠らない街ススキノへ~ 』。
地下2階/1階の食品スーパーマーケット「ダイイチ」や道内人気店を中心とする「COCONO MARCHE」といった食物販店舗。地下1階と1・3・4・7階ホテル内には飲食店舗、1・2階はコスメ&ドラッブストアや雑貨、美容系などのサービス店舗。屋内外に広場や地域共創型ラジオスタジオも設けられコミュニティ創りにも一役買う。
シネマコンプレックスやカジノゲームが楽しめる場所などエンターテイメントもあり、日常のショッピングから時間を問わず複合的に楽しめる。
内外のゲストを迎える全436室のホテルも
また、7階から18階には全436室の「SAPPORO STREAM HOTEL」(運用:東急ホテルズ&リゾーツ)が、2024年1月16日にグランドオープンした。
レンガや白樺など北海道を感じさせるモチーフが使われ、札幌の素晴らしい眺望も中心地の高層ホテルならではだ。
プレミアムカテゴリー客室の宿泊者専用のサウナ付き温浴施設からもテレビ塔の眺めが広がる。北海道の食材を使ったグリル料理が人気のダイニング「BAR & GRILL Splish」のモーニング終了後は、ランチ・ディナーは外来利用も可能で賑わいを見せる。
「COCONO SUSUKINO」は、以降も2024年度にかけて、(仮称)ラーメンフードホール(仮称)等段階的にオープンを予定しており最終85店舗となる予定。
地元札幌市民に利便性の高い施設でもあり、北海道内外やインバウンドから来る人には札幌らしさや北海道らしさを満喫できる施設ができて、すすきの周辺にも注目が集まりそうだ。
執筆:
(おのあむすでんみちこ)