埼玉県さいたま市南区にある武蔵浦和駅は、交通の要衝として朝晩はもちろん、終日混雑する駅として知られている。
通勤アクセスと生活利便性、どちらも期待できる武蔵浦和駅
JR埼京線とJR武蔵野線が交差することから、東西南北に移動しやすい駅であり、駅前の開発に関してはさいたま市としても重視してきた経緯があり、タワーマンションなどが近年は継続して開発されている。

武蔵浦和からは埼京線快速電車を使うと赤羽駅まで約10分であり、池袋駅まで18分、新宿駅までは約26分、下り方面の大宮駅までは12分と交通利便性がそこそこ高いことから、ジャンクション機能を持つ主要駅と言える。
朝通勤時上り電車は7時台が16本、8時台が14本の設定であり、通勤快速は共に4本ずつとなっている。

終日武蔵浦和止まりや始発電車があり、都内への通勤客ニーズが強い駅でもある。
もう一つの路線である武蔵野線の南浦和・西船橋方面は、朝通勤時の6時台・7時台は毎時10本であり、上り下り電車共に日中時間帯はおおむね毎時6本の設定となっている。
武蔵野線も、最近は開発が進み、越谷レイクタウン駅前にある首都圏最大級の大きさを誇るイオンや、新三郷駅付近にもららぽーとやコストコなどが新設され、沿線全体でファミリー世帯の人気が高まっている。

新たな改札口の設置でさらに進む再開発
そんな二つの路線が交差する武蔵浦和駅は、新しい改札口を再開発に合わせて造る計画が進んでいる。
現状は埼京線の利用者に関しては改札口に比較的スムーズに移動できるのだが、武蔵野線からは階段の昇り降りをする西船橋方面ホームもあり、そのあとも長い通路を歩いて埼京線階下に向かわないと改札口にたどり着けない。

朝晩はこの階段や通路が多数の乗客移動で入り乱れ、大混雑となる。

そんな駅構内の混雑を解消するため、加えて改札口を複数にすることで街中への人流誘導を行ない、さいたま市南区の主要都市として、さらなるにぎわいにつなげたいということから、武蔵野線ホーム近くに新規改札口を設置する工事が検討されるに至った。
現地を見てみよう。武蔵野線西船橋方面から改札口に行くには、まず階段を降り、それから改めて階段をまた昇らなくてはならない。
階段を昇り終えて通路を歩くと、ようやく埼京線ホーム下にある商業スペースが見えてくる。改札までは、かなり距離がある印象だ。

武蔵野線と埼京線を結ぶ通路部分に新改札が検討されている、ということになる。現状、新改札予定地付近は駐車場として運用されており、遊休地ともいえるわけで、開発に支障はなさそうだ。

この新規改札予定地付近は、市街地再開発事業によるまちづくりを検討している武蔵浦和駅第8-2街区に含まれることとなる。具体的には南側に隣接している鉄道高架等に囲われた内側のエリア(約0.2ヘクタール)が、新たに市街地再開発事業検討区域に含まれる、という。
今回編入するエリアと合わせて、駅までのアクセスや周辺地域間の回遊性が更に向上するよう、加えて高架下空間を含めた一体的な賑わい空間を創出できるよう、さいたま市として関係権利者の協力を得ながら、引き続き武蔵浦和駅周辺のまちづくりを進めていきたい、と発表されている。

武蔵浦和駅第8-2街区とは、平成30年度に市街地再開発準備組合が設立され、地権者が中心となって市街地再開発事業と事業に合わせた都市計画道路(内谷別所線と武蔵浦和駅東口2号線)の整備実現を目指して検討を進めている区域である。
この再開発区域の面積に関しては、変更前は約1.8ヘクタールであり、変更後の面積は約2.0ヘクタールとなる。
武蔵浦和駅は、構内に成城石井や書店、飲食店などの商業スペースがあり、駅高架下にはBeans、武蔵浦和マーレなどの商業施設が営業しており、買い物利便性が高い。
駅から少し歩いても、マルエツやヤオコー(マーケットプレイス)、オリンピックやニトリなどもあり、ファミリー世帯の人気を集めている。

不動産視点で武蔵浦和駅を見てみる
武蔵浦和駅徒歩15分圏内の物件を、投資目線で見てみよう。売り中古戸建は約5000万円台や6000万円台からで、実需の買いが旺盛で、出物は少ない印象がある。

売地は、敷地延長を除くと坪180万円台から200万円台中心となっており、駅に近い売り物は非常に少ない。

区分所有も含めて丹念に探していくと、割安なファミリータイプの分譲マンションも散見されることから、投資チャンスも得られるだろう。武蔵浦和駅付近の賃貸需要は、ファミリー世帯を中心に強いものがあり、今後も期待ができるエリアと言えそうだ。
執筆:(ほったあつひろ)







