• 完全無料の健美家の売却査定で、できるだけ速く・高く売却

×

  • 収益物件掲載募集
  • 不動産投資セミナー掲載募集

阪神2軍本拠地が西宮市から移転。ゼロカーボンベースボールパークとして尼崎市・小田南公園に整備

都市計画・再開発(地域情報)/神戸・京都/関西 ニュース

2024/03/24 配信

「ゼロカーボン ベースボールパーク」の主要施設であり、阪神タイガースファームの本拠地となる「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」の完成イメージ(出典:阪神電鉄)
「ゼロカーボン ベースボールパーク」の主要施設であり、阪神タイガースファームの本拠地となる「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」の完成イメージ(出典:阪神電鉄)

ファーム施設を西宮市から尼崎市に移転

阪神電気鉄道株式会社と株式会社阪神タイガースは2025年2月、阪神タイガースファーム施設(2軍本拠地)を兵庫県尼崎市の小田南公園へと移転する。

阪神電鉄、阪神タイガース、尼崎市の三者は2021年12月、タイガースファーム施設を兵庫県西宮市から尼崎市へと移転することを決定。2022年12月には、小田南公園が「ゼロカーボン ベースボールパーク」として整備・運営していくことが決まった。

タイガースファームの新たな拠点となる「ゼロカーボン ベースボールパーク」は、「日鉄鋼板 SGLスタジアム尼崎」、タイガースの屋内外練習場、選手寮兼クラブハウスを新設。

小田南公園広場の完成イメージ。芝生広場を整備するとともに、散歩やランニング等に活用できる周遊ルートなども設置予定(出典:阪神電鉄)
小田南公園広場の完成イメージ。芝生広場を整備するとともに、散歩やランニング等に活用できる周遊ルートなども設置予定(出典:阪神電鉄)

また、阪神タイガース選手が試合や練習に励む雰囲気を身近に感じながら野球を楽しめる小田南公園野球場や寛げる広場、散歩やランニングができる周遊コースも整備するなど、魅力ある公園が誕生する。

公園全体を脱炭素化する計画

もう一つの大きな取り組みとしては、タイガースファーム施設を含む公園全体を脱炭素化する計画だ。

タイガースファーム施設の移転にあたり、球場・球団施設へLEDナイター照明や太陽光・蓄電池を導入予定。大物公園、大物川緑地、尼崎市内の阪神電車の各駅でも、徹底した省エネルギー化と再生エネルギー設備の導入を目指す。

太陽光発電・蓄電池の導入や廃棄物発電の活用、省エネの徹底による「脱炭素化」をはじめ、ペットボトルやプラスチックカップの回収、リサイクルや雨水・井水の活用といった環境に優しい脱炭素社会や循環型社会に資する新しい野球場、公園の創造に向けて取り組んでいる。

この取り組みは、2022年4月に第1回脱炭素先行地域に選定されるほど高い評価を得ており、先行モデルとして日本中に広がっていくことが期待されている。

公害のまちから、脱炭素のまちへ

1960年代頃から大気汚染が深刻化し、市域のほぼ3分の2が大気汚染公害の指定地域になるなど、かつて「公害のまち」と呼ばれていた尼崎。

しかし一転、2021年の「尼崎市気候非常事態行動宣言」にて2050年までに脱炭素社会を実現することを掲げるなど、脱炭素において関西を牽引するまちへ。近年は、関西の住みやすい街ランキングの常連としても名を連ねている。

小田南公園の再整備にあわせて、近隣の大物公園や大物川緑地間は多世代が集う憩いの場として、大物駅から小田南公園までは通路として再整備される(出典:阪神電鉄)
小田南公園の再整備にあわせて、近隣の大物公園や大物川緑地間は多世代が集う憩いの場として、阪神「大物」駅から小田南公園までは通路として再整備される(出典:阪神電鉄)

タイガースファーム施設の移転と地域の脱炭素化は、かつてのイメージを完全に払拭する機会。今後はタイガースのまち、そしてゼロカーボンのまちとして、より親しみやすく暮らしやすいまちづくりが進んでいきそうだ。

健美家編集部

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

アクセスランキング

  • 今日
  • 週間
  • 月間

不動産投資ニュースのライターさんを募集します。詳しくはこちら


ニュースリリースについて

編集部宛てのニュースリリースは、以下のメールアドレスで受け付けています。
press@kenbiya.com
※ 送付いただいたニュースリリースに関しては、取材や掲載を保証するものではございません。あらかじめご了承ください。

最新の不動産投資ニュース

ページの
トップへ